【書評】大学教授がマッチングアプリに挑戦してみたら経営学から経済学、マーケティングまで学べた件について
こんにちは、サカモトです。
最近、書くことに困っています。というか、昼間ボーッとしているときに、こんなことを書こうとひらめくのだが、なにせボーッとしているときなので、メモなど取らないので、ものすごいいいひらめきがあったことは覚えているのだが、肝心のひらめきが思い出せないのです。
困ったもんです。
そんなときは、やっぱり本の話です。最近読んで面白かった本を紹介します。
今回は、こちらの本、「大学教授がマッチングアプリに挑戦してみたら経営学から経済学、マーケティングまで学べた件について」です。タイトルなが~っ!
多分この本は「もし高校野球の女子高生がドラッカーの「マネジメント」を読んだら」のヒットにあやかろうとあえて長くしているんでしょうね。あんまりヒットはしてないようですがね。
作者の方は、東京都立大学の経営学の准教授で、マッチングアプリを使って、実際に婚活の様子を「婚活戦略:商品化する男女と市場の力学」にまとめているそうです。こちらの本は読んでません。
この婚活の体験を活かして、小説形式で、マッチングアプリを題材に、経済学、経営学、マーケティング理論まで幅広く学べる本です。
研究一筋でモテ要素ゼロの大学教授が30代半ばにして、ある日結婚したいと思いたち、マッチングアプリを使って、婚活していくという話です。
研究一筋で、マジメなものの、モテることを考えたことがなかったため、はじめは箸にも棒にもかからなかったのが、友人の助言などを受けて、経営学やマーケティングの理論を取り入れ、改善していくことで徐々にうまくいくようになるというストーリーです。
この本の秀逸なところが、4P/4C分析、キャズム理論、行動経済学などの理論を説明しつつ、的確に婚活に活かしていくのだが、それがとても具体的なのです。
例えば、プロフィール。はじめはこんな感じです。
うん、これは、さすがに、素人の僕でもだめだというのが分かります。
それが、色んな分析や思考を経て改善されたのがこちらです。
これは、前とかなりのギャップ。まあ、前のものよりはいいのですが、ちょっと、モテそうではあるものの。この後、プロフィールに近づけるために努力をしていくわけですが、、、
改善しても、なかなかうまくいかない中で、行動経済学の考え方を反映して、次のように変えます。
うん、これならかなりいいですね。このプロフィールにすることで、デートまでこぎつけるわけですが、その後がうまくいきません、、と、こんな感じで、試行錯誤を繰り返すわけです。
経営学や経済学などの難しい話が、婚活の具体的な話に落とし込んで説明してくれるので、分かりやすくて、頭にすっと入ってきます。それだけでなく、マッチングアプリの活用方法もそれなりにまともで、マッチングアプリをもし使っていたとしたら、かなりためになっただろうと想像されます。
マッチングアプリ自体はかなり興味があるので、家族がいなければ、マッチングアプリの使用を考えたでしょうね。それぐらい説得力があります。
でももし、マッチングアプリを使っていたら、なかなかうまくいかなくて、多分心を折られただろうなと想像します。家族がいて、よかったのかもしれませんwww
そんな感じで、楽しく、経営学や経済学、マーケティングについて学べてしまうとてもいい本だと思います。
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