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世界を変える男と仕事をすること「イーロンショック」

世界を変える、この言葉は魅惑の響きがあリますよね。

世界を変えたい、そんなことを以前は思っていました。ええ、なんかあいつのおかげで世界が変わったと言われたらと想像するだけに気持ちいい。

あっ、今はそんなことを思っていませんがね。ちょっと前まではそんなことを思ってました。

例えば、世界を変えた男といえば、スティーブ・ジョブズ。

アップルという会社を起こしてマッキントッシュを世の中に出してあっと言わせたかと思えば、会社から追い出される。その後、会社に復帰して、当時潰れそうまでなっていたアップルを立て直し、iPhoneを世の中に出して、今やスマホはなくてはならないものにしてしまうという伝説を作りまくりの人物です。

当時は世界を変えたいと思っていたので、彼のようになりたいと彼のプレゼンのビデオは何度見たことか。多分両手ではきかない。そして、彼のプレゼンの練習を何度もしたもんです。

彼のようにスマートになりたい、彼と働きたかったなと思ったものですが、そのイメージを変えたのが、noteを書いてもいる松井博さんのこちらの本。

この本に書かれているスティーブ・ジョブズがものすごい、独裁者そのもの。

一緒になった際に、君は何をしているんだと聞かれ、うまく答えられなかったら、自分が何をやっているか分からないなんてクビを言い渡されるとか、お前と同じ空気を吸いたくないなと言われたとか何とか。うーん、厳しい。

やっぱり世界を変えるという人は激しいですね。一緒に働くのは勘弁かもねと思ったもんです。


そして、今この時代に、世界を変える男といえば、イーロン・マスク。

テスラという電気自動車の会社を立ち上げ、電気自動車を世界中に席巻させ、スペースXというロケットの会社を立ち上げ、ロケットを飛ばしまくります。そして、挙句の果てには、ツイッターを買収してしまいます。まさしく、世界を変えてます。


あっ、あの今は世界を変えられるなんて思ってはいないんですが、ただね、どんな働き方をしているかは興味あるじゃないですか。

そんな世界を現在進行系で変えているイーロン・マスクの働き方を解き明かすのが、こちらの本です。

この本の作者は、イーロン・マスクに買収された元Twitter ジャパンの社長です。

買収された会社の社長として、かなり近くからイーロン・マスクの働き方を見てきた人と言えます。

そういう意味でかなり信頼がおけます。

この本で語られる話は、イメージ通りと思われる話もあるし、あれっ、そんなイメージなかったなという両面ありました。

イメージ通りの面で言えば、リミッターが外れているという話。なんせ、Twitter社を買収して、7800人いた社員を短期間に3000人にしてしまいますからね。これは、リミッター外れてなきゃできないことです。

あとですね、手順を大事にしないそうです。何かを成し遂げようと思えば、普通は順番を大事にしますが、彼はいきなり結果を求めます。

この辺はさもありなんというエピソードです。

一方で、意外な一面としては、彼は結構議論好きで、人の意見を聞き入れていたそうです。イメージ的には彼はワンマンで人の意見は聞き入れない感じですが、そんなことはないようです、意外。

それから、彼は昭和的な働き方で、社員に長時間労働を求めていたそうです。これは結構意外でした。でも、そんな働き方でないと、こんなにブイブイ言わせられないのかもね。

その他にも、イーロン・マスクのいろんなエピソードが語られていますが、世界を変える男とは仕事したくはありませんな。それが結論。


ただ、世界を変える男になるには、どんな働き方なのか、それを知るには最適な一冊と言えるでしょうね。

あなたも読んでみてはいかがでしょうか。


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