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売ることの執念を感じた「伝えることから始めよう」

こんにちは、サカモトです。

今回はこちらの本、ジャパネットたかたの創業者の高田明さんの著書「伝えることから始めよう」の紹介です。

ジャパネットたかたは家業であるカメラ店から始まったことはなんとなく知っていましたが、改めて確認できました。家族は長崎県の平戸に「カメラのたかた」という写真館を経営していたそうです。1974年にこの写真館の仕事を手伝うようになったそうです。

驚いたのが、当時はやっとカラー写真が普及し始めた頃で、今のようにスマホで好きにぱしゃぱしゃ写真を撮ることができるわけではなくて、フィルムで写真を撮影して、現像しないとプリントできない、そんな時代だったそうです。

そんな時代に平戸のホテルと契約して、観光旅行の写真を撮影して、それを夜のうちにプリントして、翌朝売りに行っていて、毎晩のよに何百人と写真を撮っていたそうです。そんなわけで、ほとんど寝ることもできないような生活だったようです。

そんな商売から始まったというのがちょっと驚きでした。テレビショッピングのイメージ強すぎるからか、ちょっと想像もつきません。


あとは、ついつい忘れてしまいますけど、1974年はわずか50年前ですが、全然テクノロジーの環境が違うということに驚かされます。話は変わりますが、よくよく年配の方がITやデジタルについていけないという話を聞きますが、こんなに激変したのならちょっと仕方がないのかもと思ってしまいます。

さて、話を本に戻します。そんな環境から、ラジオショッピング、テレビショッピング、インターネットと新しいものが出てくると、躊躇いなく新しいことにチャレンジしていきます。うまく行って、安心するということはないんですね。常に新しいことにチャレンジです。

テレビショッピングも1994年に始めたそうですが、その7年後に佐世保に自前のスタジオを作ります。さらに、東日本大震災のあった翌年の2012年にはなんと東京にスタジオを作ってしまいます。2012年の頃は地デジ・エコポイントが終わって、会社の業績的には減収減益だったそうですが、そんな時でも攻める姿勢を失わなかったそうです。


この本はタイトルからわかるように、売るためにどのように伝えてきたかについて書いた本です。一見するとノウハウ本のような感じですが、実は違うと思っています。テレビショッピングも数えきれないくらいスタジオに立ち続けたそうですが、そうした場数と熱い想いによって、売ることにつながったのではと感じました。

そう大事なのはノウハウではなく、熱い想い、パッションなのだということを訴えかけている本だと思います。


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