人間の悩みは普遍だね。書評「君たちはどう生きるか」
こんにちは、サカモトです。
映画「君たちはどう生きるか」を公開日に見てきましたが、映画を見てからというものあの映画をどういうふうに処理していいかよく分からなくて、混乱してます。こういうの初めでです。
たくさんのレビューなんかを読んでます。他の映画ではあんまりレビューを気にしないんですが、この映画はちょっと気になってたくさんたくさん読んでます。
みんなすごいですね〜。自分には気づかなかったことに気づいているので、本当に感心します。
でも、ちょっと待てよ思うのですが、宮崎駿監督の映画だから評価していると思うのですが、これがもし、他の無名な監督の映画だとしたらどうなんだろうと考えてしまうわけですよ。
しかし、こういう映画になったのも宮崎監督の過去の作品があってこそだと思うので、そういう前提を考える事自体ナンセンスなのかもと、ぐるぐる回ってます。
そんな感じでぐるぐる回ってます。
このままだとずっとぐるぐる回りそうなので、この映画の原作ではないものの、大きな影響を受けたといわれるこの本を読むことにしました。(主人公が中盤あたりでこの本を読むシーンが出てきます。)
もちろん、マンガ版です。これ、5年前に大流行しましたよね。僕もその時に一度読んでるのですが、昔すぎて忘れていたのでもう一度読んでみたわけですね。
この作品は(原作の方)、1937年に出版された本で、昭和で言うところの昭和12年、時代的には第二次世界大戦の始まる前なんですよね。
主人公の学生のコペルくんとそのおじさんとの交流を描く話です。基本的には、コペルくんの学校の出来事や悩みを打ち明け、それにおじさんが答えるという形を取っています。
コペルくんの学校での出来事は、いじめや友情、そしてその裏切りなどが起こっていくんですが、これって現代と変わらない出来事だと思う。現代の話と言っても通じるくらいで、遠い昔の戦前の話とは思えません。
人間の悩みは普遍的なんだなと、あらためて感じたわけです。
時代が変わると、環境が変わってくるのですが、人の営みは変わらんですね。あらためて認識しなおしました。
と、ここまで本について書いてきましたが、映画についてはあんまり関係ないので、混乱は全然収まっておりません。まあ、でも、いい話だったので、よしとしましょう!
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