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デジタル&フィジカル?

突然ですが、デジタル&フィジカルという言葉を知っていますか?
検索してもあまり出て来ないですし、とくにフィジカル(Physical)という言葉は日本ではあまり馴染みのない言葉かと思います。

デジタルの反対はリアル?

デジタル/リアルといった言葉のほうが僕もよく使いますし親しみやすいのは否めません。また、デジタルの本来の対義語はアナログだろうと言う方もいると思います。しかし欧米の多くの人々の中では必ずしも対義語としてこれらはふさわしくないという流れが主流になってきているそうです。

『デジタル』という言葉の定義はさまざまですが、一般的には数字や文字などで表した信号によって伝達/表現された『情報』のことをデジタルと呼び、つまり電脳空間を飛び交う様々な情報群といったような、確実に存在はするのだけど実際に目視し触れられるかというとそうではないものを僕はデジタルと解釈しています。一方で、手にとって触れることができ物質として確実に存在することが確認できるものが『フィジカル』という言葉の本来の意味ですから、デジタル/フィジカルといった対義関係が成立し、英語圏の人にしっくりくる言葉になるのだろうというのが僕の考え方です。

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上図:スタンフォード大学のコースのひとつにもDigital/Physical Designといったカリキュラム

世の中にデジタルとフィジカルの垣根がいよいよなくなってきた

言うまでもないですが、スマホ普及によって日本でもネットを通じたデジタル活用が日常に深く浸透しました。またコロナによって僕らの暮らし方や働き方が大きくデジタルと融合しようとしつつあります。

AmazonGoが2021年度までに世界に3,000店舗出店するといったニュースが象徴するように、僕たちの日々の買い物体験も今年2020年くらいから劇的に変化する気配が窺えます。

買いたい物はネットで探し、店舗で商品を手にとって見ていると、お得なクーポンがアプリ越しに届き、購入を無人のレジでキャッシュレスで行う。そんな体験がもう実現されつつあり、あっという間にそれが当たり前の世界になってしまう勢いです。

企業側に求められる本質的なデジタルトランスフォーメーション

そのように考えると、サービスを提供する企業側としてもそのような体験を当たり前のように顧客から求められるようになる時代がもうすぐそこまで近付いているという前提で、会社の戦略や方針を組み立てていく必要があり、それが昨今流行り言葉になりつつあるデジタルトランスフォーメーション(DX)なのではないかと思います。

このnoteでは、特に小売/流通業界に所属する方々に向けて、デジタルとフィジカルを融合した施策によってお客様を更に満足させていくための様々な事例や情報をご紹介していくことで、業界を日本を盛り上げていきたいと考えております。

デジタル&フィジカルな情報をみなさんに届けられるように発信していきますので、よろしくお願いします。

2020/11/17追記:私たちデジタル&フィジカルデザインチーム発のサービスが開始いたしました。詳しくはこちらをご覧ください!


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