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国家の科学技術発展を推し進めた意義ある契機

朝鮮科学技術総連盟中央委員会の活動家と平壌牡丹峰編集社の記者が交わした対談
チュチェ112(2023)年5月14日
https://dprktoday.com/news/65448
日本語への翻訳は投稿者によるものです。

記者:このあいだ共和国で第36回全国科学技術祝典が成功裡に開催されたことについて、話をしようと思う。
活動家:「科学技術重視、科学技術先行」をテーマに開かれた第36回全国科学技術祝典は、金属、化学、電力、石炭、農業、軽工業分科など、約30の分科に分かれて行われた。
祝典は昨年に続いて今年も、国家データ通信ネットワークを通じて仮想展示会方式で行われた。
今年の祝典では、価値ある科学研究成果を積極的に交流し、伝授、通報(広めること)するための新たな取り組みが導入され、参加者の関心を集めた。
記者:過去と比べて、今回行われた祝典の特徴は何か。
活動家:今回の祝典は、過去に比べてその準備段階から広範囲に行われた。
過去に行われた祝典には、主に大きな工場、企業所や、科学技術事業がうまくいき祝典に関心を持つ単位が参加した。今年は、省や中央機関、大きな工場、企業所だけでなく、当該地域にあるすべての単位が、地域別の科学技術祝典に義務的に参加することで、その規模と対象がさらに広くなった。
これは、第36回全国科学技術祝典を控えて行われた道科学技術祝典が、前例のない規模だったことを見てもよくわかる。
今年の2月末から3月中旬にかけて行われた各道の科学技術祝典には、全国的に1190あまりの団体と4000名あまりの科学者、技術者、活動家、教員、学生、勤労者をはじめとする大勢の人が参加し、4100件あまりの科学技術成果が提出され、4100種、2万2900点あまりの展示品が並んだ。

記者:準備段階から、広範な規模と参加した対象を見ても、今回の祝典が、あらゆる部門と単位で自らの技術力を増大させられるだけの確かな跳躍台を築く良い機会として、科学技術祝典に対する社会的関心をともに高めるきっかけとなったことがわかる。
活動家:今年の祝典では、また、多様な形式の科学技術活動が活発に繰り広げられ、科学技術交流の幅がさらに広まったといえる。
これは、過去の審査中心の方式から脱出し、科学技術演壇が新たに設けられ、祝典期間中、学術討論会や研究討論会、技術講義などが活発に行われたことによるものといえる。
農機械の質的指標を引き上げ、農業生産に現代性や先進性を与えることに貢献する提案、川の水質と生態環境を改善し、人民に文化的な生活条件を円満に保障するための現実的な対策について、参加者間の創造的協調が緊密になった。また、紡績製品や筆記用具の品質向上、品種拡大において提起される科学技術的問題、養魚と養殖を大々的に行うことに貢献する研究資料など、各種の価値ある提案が、学術討論会、研究討論会を通じて積極的に論議された。
祝典期間中、朝鮮の国際的実情と世界の科学技術発展趨勢に即して経済を発展させ、人民生活を向上させるための方途的問題を解決することに目的を置き、多面的な技術講義も行われ、参加者の視野を広げた。

記者:幅広い技術交流と経験交換の場所へと生まれ変わり、祝典の実効が高まったことが、第36回全国科学技術祝典にて成し遂げられた成果だと考える。
活動家:その通りだ。
今回の祝典では他にも、科学技術競争熱意をより盛り上げる、単位別、地域別競争の場にもなった。
今年の祝典に出された成果をもって発表された、省、中央機関別、道別順位を見てもそのようにいえる。
今回の祝典では、平壌市、平安北道、咸鏡南道と教育委員会、農業委員会、国家科学院などをはじめとした各単位が先頭を占めた。
こうしてみると、今回の祝典は、あらゆる部門と単位の活動家と勤労者が、科学技術に対する観点と立場を再び透視するようにさせた検証の場であり、科学技術に命綱をかけ、その革新と発展によって、変革的成果を創造していこうという信心を盛り上げる、競争の場であった。

記者:今日の話を通じても、第36回全国科学技術祝典が、国家の科学技術力を増大させ、社会主義建設の全面的発展を力強く牽引していくうえで、極めて意義のある契機となったということがよくわかる。
良い話を聞かせてくれたことに感謝する。

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