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月明かりの下で響いた歌

2024-03-23『文学新聞』
日本語への翻訳は投稿者によるものです。

画像:メアリ音響社(平壌)の「マイク式画面音楽伴奏機」

いつも偉大な将軍様を思い、彼の安寧を切に願っていた敬愛する金正恩総書記の衷情の世界は、今日も朝鮮革命の戦士たちの忠実さの、真の手本となっている。

敬愛する金正恩総書記は次のように述べた。
「我々は偉大な将軍様の戦士、弟子としての道理を尽くし、衷情を尽くして将軍様をいただき、将軍様の構想と念願を現実に花咲かせなければなりません。」

チュチェ95(2006)年6月のある日、事業を見ていた敬愛する金正恩総書記は、誰かが静かに歌う歌に耳を傾けていた。

敬愛する総書記は、満面に笑みを浮かべ、そばにいる活動家に、彼らが歌を歌いたがっているようだと言いながら、これまで一緒に数日間徹夜したが、頭でも休めながら歌を歌おうと提案した。
そうして、活動家にカラオケの機材を準備するように言った。

いつの間に、部屋の中にはカラオケの機材が設置された。

敬愛する総書記は、マイクのボタンを押して何ページかめくったところで手を止めた。
すると画面には「将軍様の安寧を守る」の歌が繰り広げられた。

この歌をよく知らないという活動家の返事を聞いた敬愛する総書記は、自分が先に歌ってみるから聞いてみなさいと言って、感情を込めて自ら歌を歌い始めた。

雪が覆う 高地の塹壕で
平壌の空遠く 星が流れ
将軍の姿が 目に浮かび
その懐へと 心が走る
ああ 銃を持つ兵士
将軍様の安寧を守る

(カラオケ音源: https://archive.org/details/tianchi-v700-ktv-90157 )

敬愛する総書記が歌を終えると、画面には「100点」という数字が表示された。
活動家は熱烈な拍手と歓声を上げ、彼を祝った。

敬愛する総書記は軽く笑いながら、「みんながこの良い歌を知らないわけにはいかない」とたしなめながら、「歌詞にあるように、この歌は盾になって将軍様を決死擁護しようとする人民軍軍人の信念をよく反映している」と話した。

歌詞に含まれている深い意味を活動家に教えてくれた後、敬愛する総書記は活動家に一度歌ってみなさいと言って、彼にマイクを渡した。
彼が歌を歌い終えると、総書記は間違った部分を一つ一つ直しながら、もう一度歌ってみるように言った。

彼が歌を再び繰り返し歌った時、敬愛する総書記は、「そのくらいで良いだろう」と言って、周囲の活動家に順番に歌を歌わせた。

彼らの歌が終わると、敬愛する総書記は、それではまた仕事を始めようと言って、先にペンを握った。
ひたすら偉大な将軍様の安寧のために思索を続ける、敬愛する総書記の崇高な忠情の世界を再び心の中で深く感じ、活動家たちは彼を丁重に仰いだ。

まことに、敬愛する総書記が見せてくれた果てしない忠情の世界は、活動家だけでなく、すべての朝鮮人民が見習うべき崇高な手本だった。

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