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2023-06-19の追記

画像:地方人民会議代議員選挙の選挙場で投票を行う金正恩委員長(2019-07-20)咸鏡南道第201号選挙区に出向き、当該選挙区の候補者に対して投票を行なっている。

昨日付で以下を投稿しました。連続投稿の期限=23:59に間に合わせるために、書ききれなかった事項がありましたので、少し追記します。

選挙日程について

最高人民会議(日本の報道では「国会」に例えられる)の代議員選挙は、上記リンクの通り2024年に行われる予定です。最高人民会議の代議員は任期が5年、前回選挙が2019年3月10日、その前が2014年3月9日でした。いずれも日曜日でしたので、変更がなければ2024年3月10日に行われるでしょう。

今日になって思い出しましたが、地方の人民会議代議員は任期4年ですので、今年が改選の年にあたるようです。前回は2019年7月21日、その前が2015年7月19日、いずれも日曜日でした。変更がなければ来月16日に行われるでしょう。

最高人民会議にしても、地方の人民会議にしても、代議員選挙がいつ実施されるか告示があります。
今年に行われるであろう地方の人民会議代議員選挙について、2019年7月21日の場合は6月10日、2015年7月19日の場合は6月8日に、それぞれ告示がありました。告示から投票までは40日以上の猶予があるわけですが、今年は今のところ告示がありません。来月に行われるとすれば、今日か明日にでも告示が出てくる必要がありますが、先週の党中央委員会総会で「新しい代議員選挙方法」というものが出てきたので、すぐに実施要項を作って各地に浸透させられるかは謎です。
2019年の選挙では、全国で28000人近くが各地の代議員として選ばれていますが、候補者の推薦、地元住民による資格審査が必要です。選挙人名簿も完成させなければなりません。この作業は、選挙管理委員などの関係者が、家を回って確認する形で行われると伝えています。どこかの外信で「選挙は脱北の確認のためだ」と書いているのを見た記憶がありますが、目的は別として理論上はそういうことにも応用できます。

とにかく、投票箱と紙だけ用意すれば良いというものではなく、多くの手間がかかっている印象を受けます。年単位で準備を行うのであれば、急な予定変更はないものと考えられますが、今年の夏に迫る地方の人民会議代議員選挙がいつになるのか、そして「新しい代議員選挙方法」が何なのか、答え合わせにはもう少しだけ時間がかかりそうです。

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