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デジタル経済発展に貢献する識別符号技術

2023-05-14『労働新聞』6面
日本語への翻訳は投稿者によるものです。

敬愛する金正恩総書記は、次のように述べている。
「規格化事業の発展において、規格化に関する教育を強化し、研究事業を深化させることが重要です。」

国の識別符号を統一的に管理するシステムを立て、識別符号技術の規格化、標準化を実現することは、デジタル経済発展の土台を築くための重要な事業の一つである。
一般的にデジタル経済は、デジタル化されたリアルタイムデータと、情報ネットワークを主要基盤として行われる経済活動を意味する。
デジタル経済は、デジタル化された情報と知識にもとづき、社会的富と資源を合理的に利用し、経済を高い水準で計画的、科学的に管理運用することで、最小の支出で最大の経済的効果を得られるようにし、より能動的で最良化された経済活動を保障できるようにする。
デジタル化された知識と情報を主要な資産にすることに、デジタル経済の最も重要な特徴がある。
識別符号は、まさにデジタル経済の主要資産となる、デジタル化された知識と情報を得るための、すなわち、知識と情報をデジタル化するうえで最も重要な手段の一つとして、個別の対象や要素を一意的に識別するために生み出す符号である。そして、ある対象を識別検証する工程に参加する、あらゆる手段と機能の総体を、識別符号技術と呼ぶ。
識別符号は、識別対象が全世界的範囲で一意的に識別されるように割り当てられた識別子を、機械が読み取れる形式に変換して生成する。
現在、1次元識別符号と2次元識別符号、無線周波数識別技術を利用した符号など、各種の識別符号が利用されている。
識別符号技術を利用すれば、どのような対象や要素も一意的に識別でき、それに関する現象や状態を正確に記録できる。
発展するこんにちの現実は、経済管理機関はもちろん、個人ひとりひとりまでも、客観的な事物対象や要素に関する正確な情報にもとづいて事業を設計し、行い、分析し、それに即して対策を立てることを要求している。
現実世界を正確に区別して反映した情報データと、連動した情報システムにより、誰が、なぜ、いつ、どこで、何を、どのようにといった業務質問に、正確な答えを得られるようになり、企業体と経済機関は、全般的な経済運営実態を詳細にわたって把握し、経済組織と管理を科学的に行えるようになる。
識別符号技術はを利用するうえで重要なことは、識別符号と関連した事業を、国家の統一的な指導管理のもとに、計画的に行うことである。
次に、国の具体的実情から出発し、国際的標準との互換性も保障しつつ、識別符号技術を科学性が担保されるように発展させ、識別符号技術に関する規格化、標準化事業をよく行うことが重要である。
われわれの頼もしい科学技術力量があるので、近いうちに国の識別符号技術を世界的水準に引き上げ、知識経済発展の確かな土台を磨く事業で前進を成し遂げるようになるだろう。

本社記者

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