【ライブ】代官山が遊泳区に 拳をかかげ声を枯らした龍宮城FCライブの話 Vol.1
龍宮城 FCライブ JAPANESE PSYCHO
2024/2/21 代官山UNIT
2024/3/5 代官山UNIT
龍宮城初のFCライブが開催された。
用意された箱はキャパ550〜600の代官山UNIT
チケットはFC最速先行でsold outとなりました。
〈注意〉
このnoteはわたしの記憶を頼りに書かれていますが、ネタバレオンリーです。
ネタバレ回避したい方は、この先に行かないことをお勧めします。
ライブに参加できたありがたさを抱きしめ、感想noteを書き始めましたが、ドデカ感情を抱きすぎて超長編になってしまった。
今回はVol.1
龍宮城はフィクションじゃない RONDO
RONDOから始まった龍宮城のFCライブ。
今回のライブタイトルは「JAPANESE PSYCHO」
幕開けから、ぶちァゲ⭐︎踊り狂って叫び倒す!拳で勝負!を想像していたから、幕開けがRONDOだと知った時、意外だなと思った。
でも、RONDOのイントロが来た時「あ、、、浮かれていたな」と心底思わされました。
一曲目がRONDO。それはそうだよ。
RONDOには、龍宮城にとって幹が吸い上げる地中の水のようなイメージがある。
根源なんだと感じる一曲目だった。
2人1組で組んで、片方の子が片方の子を抱えて回す振りがあるけど、それを代官山ユニットのキャパで、あのステージの大きさでやるっていうことに熱いものを感じました。
言葉が難しいけど一番リアルな感覚として、生身の肉体なんだ、と思った。人が人を抱えて回している。軽やかな振りとは対照的に見えた。
ライブハウスは、人が生っぽく見えるから好きです。
距離も近く、殺風景で、閉塞感があって、客席と地続きで境界線が曖昧。
そこで彼らを見て、あぁフィクションじゃないんだって感じました。
衣装の力も大きかったと思う。
質感が艶々したベロア生地で仕立てられたジャージは、照明の当たり方によって色やデザインが全然違うようにみえました。
アクセサリーもネイルも、それぞれにぴったりの着こなしをされていて、すごく素敵だった。
衣装と稽古着の中間みたいにも見えて、そこに居る生っぽさを増していた。
圧倒的に目から入るものに心奪われてしまった。
笑顔が不気味 裏島音楽学院校歌
2曲目が校歌
まさか校歌が来るとは、ほんとに思わなかった。
「JAPANESE PSYCHO」ってタイトルに、勝手に翻弄され、自らミスリードされに行った感がある。
龍宮城に関して毎回感じる「わかってなかったな」という反省に近い気持ち。
分かったつもりになるなよ。とはいえ、校歌が聴けるとは思わなかった。
しかも今回の校歌歌唱、特別ヤバかった。
龍宮城、次のフェーズに入ってるんだって、見るたびに思わされますが、特段に……
メンバーが横一列で真っ直ぐ前を向いて歌っていたんですが、Bメロに入った時、隣のメンバーと笑顔を交わし合うムーブがあって。
ただ〜鍛え〜( ◜◡‾)(‾◡◝ )夢見〜
覚え〜( ◜◡‾)(‾◡◝ )拡げ〜
歌い〜踊る〜(^O^)(^O^)(^O^)
ぁゔちがメフィストで向けてくれた、前ツアーのソロで冨田くんが見せてくれた、Mr.FORTUNEのMVラストでみせていた、あの笑顔。
怖かった
それを見ちゃったわたしは、手のひらで転がされるような感覚になりました。龍宮城は、笑顔すらパフォーマンスとして見せるフェーズにいる……
笑顔で隣の人がこちらを向くのを待ってるときの表情なんてかわいかったけどさ(かわいい)
わちゃわちゃしてる時の笑顔とは明らかに違う、なんか怖い。
それを見て反射的に、きゃあ可愛い!ってなってるフロアの様も含めて、異質だった。
あんなにみんな可愛いのに、笑顔が怖いって不気味。で、それを分からせるかのように、2番は睨み合ってたように見えて。ゾクゾクしました。
龍宮城やばい仮面手に入れ始めてる……?
過剰×100000ヤツ登場 JAPANESE PSYCHO
人に媚びる人間を最大値にした感じのKEIGOくん登場
言葉を選んだところで、めちゃめちゃ嫌だなと思わせるのが上手い〜〜〜(喜)
FCライブだからできる皮肉というか。
本人の、媚ない姿を知っているからこそのギャップ。
振り幅が大きすぎて、いや本人を知っているのか?何を知っている?って、自分に疑問を投げかけたくなる。そんな気持ちにすらなる振り幅。
人に媚びるKEIGOくん過剰×100000ヤツだった。
「JAPANESE PSYCHOのKEIGOです🥺🩷」
って自己紹介していたのよかったな〜〜〜
困り眉で常時文末に🥺🩷を添えるねっとりした小物感。
嫌だね〜〜と思いつつ、人に媚びる人間がギャップになるKEIGOくんっていいよね、と思っちゃいましたね。
KEIGO「いつもぉ皆さんにぃ感謝していますぅ🥺🩷
僕が今本当に欲しいのはぁ、、、高くあげた拳と腹の底からの声🥺🥺🩷
やってくれますかぁ🥺🩷🩷🩷???」
みたいな、爆媚KEIGOくんの煽りから始まるJAPANESE PSYCHOめちゃめちゃ良かった〜〜
コールアンドレスポンスに対するフロアの反応がかなり良くて、めちゃくちゃ声が出てて、ブチ上がりだった。
やっとここに来て、ジャパサイコールアンドレスポンスが成立したって感じがしたし、龍宮城もフロアもみ〜〜〜んな楽しそうだった
楽しすぎて、あんまり記憶がない。やっぱりKEIGOくんのJAPANESE PSYCHOたまらんっすね。
その後Rayくんが登場したんですけど、いやもうね、あの演出は本当に憎たらしいよな。
そしてひたすらに、こう、言葉を選んだところでウザいヤツが上手いRayくん(喜)
こちらもこちらで過剰×100000ヤツ
"猫を被る竹内黎"メンタル鋼そうなのが本当に強い
Ray「わ〜〜〜〜っ!KEIGOくんっ!KEIGOくんっ!ほんとぉ〜〜〜〜に良かったよぉ〜〜!」
KEIGO「またお前か…今回は何の文句があるの」
Ray「そんなんじゃないよぉ!ぼく大好きで毎日聴いてるんだよぉ〜っ」
KEIGO「なに猫被ってんの?」
Ray「…っ?!かぶってないし普段からこうだし😠 」
みたいな寸劇よかったし
「でもぉ、ぼくの歌が音源になってないのは悔しい〜〜〜〜😒」っていうRayくんは強欲だ。
全てを手に入れる強欲なRayくん……ヤバいね…
Ray「みなさぁんっ!ぼくも歌っていいですかぁっ?」
KEIGO「……(絶対にどかないマン)」
Ray「早くそこ退けて」
KEIGO「……😡(絶対にどかないマン)」
Ray「早くどいてよっ!」
KEIGO「😡😡😡💢」
から始まるJAPANESE PSYCHO盛り上がらないわけなかろうよ
1stツアーの時も思ったけど、この演出とんでもない
そんなん絶対2回目の方が盛り上がる
しかも、本家はKEIGOくんのジャパサイなわけで、レギュラーじゃないものが出てくるって、盛り上がっちゃうし、期待しちゃうよ。
しかも、なんたって期待に応えられるRayくんだから、手放しでみんな喜んじゃうじゃない。
そんなのムカつくだろうKEIGOくん
ただ、愛に手足が生えたような、目から慈愛が溢れる人だって分かっているのに、ムカつくって思わせられるRayくんすごい
そんなRayくんに対してKEIGOくんが、なかなか後ろに下がんないのも、曲中に唯一Rayくんを煽れる「あれぇ〜?💢」が、UNITの壁をぶち壊すブチギレどデカボイスだったのも最高だった。
まぁ、煽られたくらいじゃ何とも思ってないっていう感じのRayくんめちゃめちゃ良かったです
望むならその後もう一回KEIGOくんのジャパサイを観たいですけどね。いっそ途中でマイク奪い返しちゃえばいいのに、なんて思っちゃう。
Rayくんのジャパサイも楽しかった記憶しかない。
KEIGOくんとは違うアプローチをするRayくんさすれい様(さすが竹内黎様)だった。
歌い終えたあとも、良かったよだのなんだのと喧嘩が始まるわけですが、そこで登場したのがまさかの春空大先生
春空「まあまあまあ!どっちもよかったよ(KEIGOくんに)、どっちもよかったよ(Rayくんに)」ってさらに二人を煽る
春空くん絶対にそんなこと言わなかろう。
もうステージに出てる人たち全ての台詞が、言わなかろう、言わなかろう、言わなかろうの連続。
春空くん「で、満足した?」煽る〜〜〜〜ッ!
「みんな、もう次の曲聞きたいよね?」ってフロアに聞く姿が強すぎてかなりやられましたね。
KEIGOくんとRayくんのバチバチにガンガン入っていくのが春空くんって世界最高か。
しっかし、本当に初見の人だったら登場人物の癖が強くて話が入ってこなかろう。
さすがのFCライブだなと。
いや、そこでFCライブの醍醐味持ってくる龍宮城
KEIGOくんとRayくんがライバル関係なの、個人的にそう見ているわけではないけど、いつも見せ方がうまくて好きです。
JAPANESE PSYCHOを取り合うのがKEIGOくんとRayくんっていうのがたまらん。
後日ちらっと他のメンバーが歌っていたと聞いて、へぇぇぇぇ〜〜〜〜の顔になりましたね。龍宮城見逃せない。
叫ぶ冨田 Sくん大優勝 和馬がいた ブラッディ・ララバイ
サビ前、冨田くんの「叫べーーーー!!!」たまらなかったですね。フロア爆沸き!!!
すでにジャパサイで上がっている熱に、404のブラッディが聴けた喜びを、冨田くんの叫びがさらに爆上げした。
冨田くんの叫びめちゃめちゃ良い。
声質がいいのか、ガナリが最高で、あの一声で鼓舞される。
冨田くんの叫べの良さは、がむしゃらなバンドのボーカリストみたい。そこが最適、ほんとに適任。
あの叫びは、やっぱり冨田くんにしか出せない。
喉が潰れる心配も吹き飛ばすような、ワクワク。しかもまあ、間がいい。また、長さもいいし声量もいい、ピカイチで最高。
何よりその時の冨田くん柳楽ちゃんのごとく、とにかく大きく見えるのがいい。
冨田くんの絶叫により、「♪ブラッディララバイ」のところをみんなでシンガロングできたの最高に楽しかったなーーーー!
ブラッディで、めっちゃよかったなって思ったのかもう一人。
春空くんだった。
センターでサビを歌った時、耳元に手を添えて
「声を聞かせて?」
みたいにしたの、マーーーーージでかっこよかった。
あれ振りだったのか今となっては分からないけど、あの時の春空くんは、完全に岡部雅人だった。
バイオレンスもそうだし、制御の効かない暴力性を表現として見せる春空くん、かっこいいんですよね。
各ペアの絡みの話もしたい。
RayくんとKENTくんは、めちゃめちゃ距離近かった。距離が近いっていうことに、きゃーっていうより、お互いお構いなしになっていること、距離が分かっているからさらに詰められるみたいな阿吽の呼吸にやられた。
SくんとITARUくんは、西田至大先生がすごかった。
Sくんの胸ぐらを掴むっていう、とんでもねえ、本当に慎一郎 (メモ 原文ママ)
なんというか、慎一郎あれやりたかったんちゃうかっていう。ちょっと慎一郎さんを感じる至くん、やばかった。
玲矢と慎一郎っていう、関係があったからこそ余計ドキッとしたとは思うけど、ITARUくんが人の胸ぐらを掴んでぐって引き寄せて近距離で歌うっていうのは、想定してなかった。
だって、 前回の時のなんか猫パンチみたいだったもん。可愛かったのにな。2人でやんやんやんってやって楽しそうだったのに、急になんかそんな、強気じゃん……
しかも、胸ぐらを掴まれるSくんは金髪だったんですよね………ということで、一旦長尺でSくんの話させてください。
Sくんの金髪…似合ってた…似合うとかそういう次元じゃない……似合わせにいくSくん……
ゆるウェーブセンター分けで、洗いざらしみたいな、気怠さが色っぽい人になっていました。衝撃。
私だったら速攻インスタあげて自慢したい。
それをせずにいたSくんが本当に素晴らしい。匂わせすらない。あんなにビジュ更新のお知らせをしてくれてたのに、ここ最近ちゃんと見せないでいてくれたのか、と思いました。
本当にえらい。偉いし、びっくりした。美しかったな。
SHORYU(→↓↘︎+P)では、Sくんが"色欲"担当だったけど、現在進行形でそうなんだと思わせる。
まっすぐ、ひたすらまっすぐに魅力を増している。
会う人会う人が、この人の魅力にはあらがえないなって思うような人物にどんどんなっていく。
何か本能的に、この人を好きになっちゃダメって思わせるタイプの人間が持つ、独特の色気。
気怠い色っぽさを演出するのが上手い。
前髪のかかった目元から、鋭い視線を飛ばす姿にドキッとさせられた。
それがすごく似合うし、自らまっすぐ進んでいってる。それが素敵だなと思う。
Sくん自身も好きなのかもしれないけど、似合ってる。
そして、Sくんはセンターで歌ってる時の顔がめちゃめちゃ気持ちよさそうなのが最高。
センターが向いてるんだなって思うし、龍宮城じゃなかったら、きっとドセンターなんだろうなって感じた。
龍宮城にいると、Sくんが劣るっていうことじゃなく、一番Sくんの輝く瞬間をセンターで見られている……いや、センターにいる瞬間を自分で輝かせるのがSくんなのかもしれないな。
だから余計そういう風に感じちゃうのかもしれない。
Sくんの見せ方が好きだ。
で、ブラッディの話に戻ります。
今回のITARUくんのヘアセット、結構無造作にラフに結んだポニテだったんですよね。前髪横の毛もすこし垂らしているような。
そのラフなヘアスタイルのITARUくんに対峙するのが金髪のバチバチのSくん。
ビジュアルの魅力としてのギャップもすごく対照的。同じグループにいながら作画が違う。
その作画を超え、胸ぐらを掴みにいくITARUくんっていうのがすごいよかったな。
さてちなみに、私にとってブラッティララバイと言えば、和馬くんなんです。
404の曲を通して和馬くんに会えるのが嬉しかった。
和馬も代官山に来れていてよかったな。
レイトショーでもそうだったけど、和馬はいたんだなっていう気持ちになれた。
しかしなぁ、、、「喉が渇く、めまいがするよ」って歌詞は本当にかわいそう……どうして…?早く休んでほしい…輸血パックを送りたい……いつだってそんな気持ちになってしまうかずまくんがいた。
ちなみに、この日のKEIGOくんも春空くんに手を伸ばされて首をかしげてた。かずま〜〜
あれは、どうしてあんなことをするようになっちゃったんだろうか。かわいかったです。かずま
爆発のサイキハルク 龍が血を吐くバイオレンス
龍宮城のバイオレンスは、春空くんの叫びがあってこそだよなと思う。
春空くんの叫びは、爆発・放出ってイメージがある。
春空くんが叫んでいるのを見ると、煽られるより怖さを感じる。
海岸に荒々しく波がバーーンッ!と打ち付けるのを間近で見て思わず、わっ!て言ってしまうような。
春空くんの叫びを浴びるバイオレンス最高です。
初めて女王蜂のバイオレンスを聴いた時、激しくもシンプルな曲だと思いました。でも、アヴちゃんがライブで歌ってるのを見て、こんなに化けるんだって衝撃を受けて。
この曲を歌うには、乗せるものがいくつもいくつもいくつも必要で、だから凄みを感じるんだと思った。
そこに女王蜂の凄まじさを感じた。
バイオレンスは、表現で埋める余白がある。ただ歌うだけなら。きっとその余白は埋まらなくて、どんどん空虚な感じになってしまうのかもしれない。
龍宮城が生まれるまでに、彼らは何度もバイオレンスをやっていて、さらには地獄のエンドレスバイオレンスを経ている。
この曲を歌う時の、血を吐くような表現を引き出す方法が、あの時はきっとエンドレスバイオレンスだったんだと、今振り返ってわかった。
FCライブでのバイオレンスを浴びて、今の龍宮城は、エンドレスバイオレンスという手段を取らなくても、自分にとって何が血を吐くトリガーになるのかをそれぞれわかっているんだと感じて、すごくワクワクした。
振り返れば、体力が追いつかないみたいな、そういう話の次元だったのに……ライブの中の1曲でやってるっていうことも。
血を吐くような龍宮城、パフォーマンスとしての荒々しさが増しているの最高だった。
今回はここまで。
すでに長いですが、まだ序盤……記憶よがんばれ
次回 、【ライブ】代官山で拳をかかげ声を枯らした 龍宮城FCライブの話 Vol.2