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おばあちゃんのお店

おばあちゃんの宝物だったお店、いつか襷を預かりここでアートギャラリーをやってみたい!と思うようになってから考えていたことがあります。
いくつかの時代を超えて70年間変わらなかったこの佇まい。ギャラリーとして内外装を変えるべきか、変えないべきか…。

店内の壁は、何度かお店が変わる度に上から板が貼られたらしく地層のように積み重ねられています。以前の改装で変えられたドアはフレームが歪んでいて、鍵が開かないし閉まらないし。
2階は数人上がったら底が抜けかねない状態で、階段にいたってはもはや梯子!
ギャラリーを始めるためのスキルを全く持ち合わせていないこのお店、1階と2階をお客さまに楽しく過ごしていただける空間にするには、どうしても基礎の工事が必要でした。

本や動画で古民家を自分たちの手で丁寧に大事に時間をかけて直すセルフリノベーションを見かけ、最初は自力で直してみようと思っていたのですが、こんなに小さいお店ではありますがとてもとても素人に扱えるものではありませんでした。
おばあちゃんが大切にしていた昔のお店の姿に戻してあげたいう思いも沢山あったけど、昔の姿を真似て作り直すのは少し違う気もして…

いっぱい考えて、アーティストさんやお客さん達が喜んでくれるギャラリーを作る、これに尽きる!というところに辿り着きました。
施行の皆さまのご協力を頂き、7月14日から内装工事が始まりました。明るく気持ちのいいアート空間を目指しています。

かつておばあちゃんがお客さまと笑って過ごしたこの場所で、アーティストさんやお客さまと素敵な時間を過ごせることを夢見て…いざ始動!です🍀

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