Kingdom Eightiesについて
ゲームのおもしろさのかたちとして「その世界観に触れて冒険し、発見して驚くよろこび」というものがあります。これを別の角度からみると「なにが起こるかわからなくて不安、ストレスになる」という意見になる。コインのうらおもてですね。
今回kingdom eightiesは後者への対処に力を入れている。つまりkingdom two crownsまでの分かりにくさを解消する方向で演出されているのだと感じます。チュートリアルが強化され、目的を示してくれるようになりました。
このゲームにしてもkenshiにしても、私自身はとにかく何をすればいいのか分からないゲームに対し考えをめぐらせ、まったくハッキリしていない「やるべきこと」を発見していく楽しみを重視しているのだと思います。それをやりたいし、他人のそれを見たい。
しかしそういう楽しみ方を好まない人がたくさんいることも知っています。何をすればいいのか分からないことが単純にストレスになるようで、おおむねネタバレ歓迎というタイプでもあるようです。答えを知っているパズルを並べていく楽しみ方もある。それ自体の楽しさがある。
kingdom eightiesは「カヌーを取り戻す」などの目的は提示されますが「どうやって」という部分は提示されません。「車でつっこんで大きな岩をぶっ壊そう!」となってもその具体的な手順は示されない。これを不親切ととるのかどうか。
ヒントを提示して「解いてほしい」というのが製作サイドの意図であるように思います。それが現代のゲーム市場にどのように受け入れられるのか。または受け入れられないのか。おそらく「思ったほど受け入れられなかった」のかなと。それでほんの少し譲歩したような、そんな気がしています。
私はというと、PS5版はすでに最高難易度で50日以内にクリアし、スチーム版ではサバイバルを100日突破しています。でも1面の宇宙船のアクセス方法が分かりません。あとBMXでコインドロップするトロフィー。なので映画のE・Tを観ようと思っています。ヒントがあるかもしれないので。
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