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短編小説 書きかけ 

「勝手に期待されてガッカリされるのが嫌なんだよな」と僕は不満げな顔で言った。別に誰かと会話していたわけでもない。

自分の小説を誰かに読まれるのは恥ずかしいものだ。こいつ、こんなこと考えてんのかよとか思われるのが嫌なのだ。見かけはごついのに、パフェ好きなのかよみたいな。
僕は何かを成してやろうという気持ちが強かった。そのせいで色んな誤解をされたし、何もかも嫌になってしまうことも、たくさんあった。

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