逆噴射 振り返り 2022ver.
逆噴射小説大賞を終えて真っ先に感じたのは激しい嫉妬と悔しさである。
何が悔しいって、これまで一年くらいこねこねしてたものが全く通用しなかったことだ。
なんでやねん。
だがお笑い芸人がウケない理由を客に求めていては成り立たないだろう。同じことで、大賞に選ばれなかったのをダイハードテイルズのせいにしては意味がない。生産性がない。
作品が面白くないのは読者のせいではなく、作者以外の何者でもない。故に俺は自分自身の至らないところにその責を問わねばならない。
なぜ今回の作品はつまらなかったのか。
その答えは俺が去年書いたライナーノーツにある。去年俺は逆噴射小説とは究極の出オチであるといったようなことを書いた。つまり応募概要に続き物として書け、とあるものの、実際続きなど考えなくとも投げっぱなしでも一向に構わないのだ。事実そうして俺は去年最終選考まで言った。
ところが今年の俺は何をとち狂ったか、そのことを完全に忘れて自分のオナニー作品を二つもズラズラと並べ立ててしたり顔していたのである。完全な驕りである。
何がいけなかったのかというと、べつに大して先が気にならない内容だったことだ。ただそこで完結しているか、説明が圧倒的に少ないという、800文字でやるにはあまりにも無茶すぎることをやってしまった。
で、じゃあ具体的に来年どうすんのか、って話だが、これまた困ったことになにも思いつかない。
だが今年の受賞者のじゅげんじゃさんを見るに、やはり研鑽が重要に思える。一年の積み重ねの結果を逆噴射に吐き出したからこその受賞なのだろう。俺にないのはそれである。
ひたすらにサボった結果がこの醜態だ。そこから目をそらしてはいけない。
というわけで、自分のモチベを保ちつつ、継続的に書いてなおかつ完結させるといった一連のプロセスを踏んでスキルと高めなければならない。
そのために何をするのか少し考えたが、やはり作品を何らかの公募に出すのが一番かと思った。これまでそんなことを考えたこともなかったが、目標というものは持っておいた方が良いように思う。
というわけで来年こそは……来年こそは……受賞したいです。
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