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「NU'EST」は強かった

2月の終わりに飛び込んできたこのニュース。

「NU’EST事実上の解散」
一応10年前から活動を見てきたのでもちろんショックだが、どちらかといえば労いの気持ちが強い。

2012年デビュー組。デビュー曲の「Face」は文句無しの名曲。
だが同期にはEXO、VIXX、BTOB、B.A.Pなど強力なライバルがいて、これらのグループに比べると彼らの人気は高くなかった。

一番好きな曲。

もちろん常に一定のファンは抱えていた。でも音楽番組1位には届かなかった。

転機となったのは、メンバー4名が「Produce101(2017年)」に参加したことだろう。デビュー5年目、名が知れている状況で、オーディション番組に参加するプレッシャーは計り知れない。

もしも早々に脱落したら、今まで築き上げてきた「NU’EST」というブランドが一瞬で崩れ去ることになりかねない。まさに背水の陣。

でも彼らはこの大勝負に勝った。ミンヒョンが9位でWanna One入り、他の3名も全員20位以内にランクインした。
ミンファンはWanna Oneとして、残る4名は「NU’EST W」としての活動が始まった。

番組で実力を示した彼らの人気は、着実に上昇していった。そして2017年10月。ついにその瞬間は訪れた。

「NU’EST W」としてリリースしたこの曲で、彼らは初めて「Music Bank」で1位となった。
5年目の躍進だった。

2年後の2019年。NU’ESTは完全体で帰ってきた。新人グループのように精力的に活動をしていた記憶がある。

これも勢いがあって好き。

そこから2022年の現在に至るまで、彼らはずっと全力だった。ベテラングループによくある「落ち着いてしまった感じ」が一切無かった。

それは多分彼らがいわゆる「エリートグループ」ではなかったからだろう。

ライバルに押され、新人に抜かれ、1位も遠い。
そんな状況を、自らの実力で切り開いていった彼らだから、地道な活動の大切さを知っているのだと思う。

そして何より、デビューから10年間メンバーが1人も欠けなかった。KPOPアイドルにおいてこの事実がどれだけ凄いことか。

ここまでグループ活動を全うできるメンバーに、何の心配も要らないでしょう。
10年間本当にお疲れ様でした。今後の活動も楽しみにしています。

私はこんなに逞しいグループを他に知らない。「NU’EST」は強かった。

ヘッダー引用元:PLEDISエンタ公式HP


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