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「絵を買う」ということ。

私は絵を描いています。

画家やイラストレーターを名乗っているわけではないですが、有り難いことに依頼を頂き有償で描かせて頂くこともしばしばあります。有償で、ということに関しては友人であっても変わりません。

しかしそうしたやり取りをしてきて感じたことは「絵を買う」ということに対しての認識の低さです。


・絵を描いているだけのくせに

・絵を描く仕事に就いたのか?

・5,000円払うからと相手から先に伝えられる

など、何故?と思うことを言われたこともあり、今思い返してみても相手の発言は理解しかねます。


絵を買うということは、描き手の時間にお金を払うことだと思っています。

物にもよりますが材料費(パネルや紙、絵の具やペンなど)は正直そんなに高いものではありません。

それよりかかるのは絵を描くのにかかる時間ではないでしょうか。

依頼を受けて描いた絵なら尚更で、相手のために時間を割いて描いているということを理解してほしいのです。

例えば美容院に行って、ネイルサロンに行って、代金を払うのと同じです。

そしてその絵に価値を付けるのは描いた本人であり、5,000円とはじめに言われてしまえば5,000円分の絵しか提供できません。(沢山お金をくれ!というわけでは決してありません)


また、渡した絵をタグ付けなどもなくSNSに上げられているのを見かけたこともありますが、これに関しては言葉もありません。(初回のみタグ付けしてほしいとお願いしていたのにも関わらず、です)


そんなことなら他人に絵を描かなければ、渡さなければいいと思われるかもしれません。私もそう思います。

それでも絵を描くのをやめないのは、何よりも絵を描くことが大好きだからです。

私の絵を欲しいと伝えてくれる人がいるのなら懲りずにまた絵を描くのだと思います。


絵を買うということがもっと気軽なことになるように、私からできることもきっとあるのだと思わされる日々です。


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