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国際機関とクラファン、ふるさと納税

第2次世界大戦の「反省」から国家権力を抽象化し、超越する国際権力が多数創成されたが、民衆に振りまいていた幻想が幻滅にかわり、「自分たちで決める」という意識が強くなって、抽象性の高い国際権力=国際機関への反発は強くなっている。

連帯の強調とは、結局「連帯税」の徴収の方便にすぎないと、皮膚感覚で気付いてしまった人たちに、連帯を「錦の御旗」にすれば、もっと反感を買うだけ。

逆に、別の「連帯」の形であるクラウドファンディングやふるさと納税が隆盛を誇っている背景には、例えそれが「作り物」「演出」でも、「自分で選んでいる」という手応えがあるからであろう。

皆が、「小さな政治」に飢えているのだろう。