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【番外編】流行りの映画とわたし

昨今、「鬼滅の刃」が大流行です。
周囲の人は皆、観てない人に対して「面白いから観たほうがいい」と強くオススメしている姿をよく目にします。
観てなかった私にも、すっぽりハマっている人から強くオススメされたので、一応、テレビでやってるのを観てみたんですが…

わたしにはハマりませんでした。

映画館で嗚咽するほど泣いたという大人が大勢いるらしいのに、わたしが心動かされないのは、一体なんでなんだろう…
世間に置いて行かれたような、焦燥感にも似た気持ちになっていました。
でも、あるとき腑に落ちたんです。

周囲の人の多くが推奨派に対して、一部ですが、わたしと同じように心動かされていない人がいました。
その共通点は、「きょうだいに対するネガティブな気持ち」を抱いている人、様相は違えど、ひきこもりの兄弟姉妹な面々だということに気が付いたのです。

家族愛だとか、兄弟愛だとか、鬼になってしまうにも理由があって悲しいだとか、ハマっている人たちにすればそこが面白みと、エンターテインメントな要素なんでしょうけど。
わたしにとっては、家族がすでに「ほぼ鬼」な状況なわけです。
妹のために鬼との戦う兄の姿や、鬼になってしまった辛い境遇みないなものをみせられても、わたしにはどうしても斜めにしか観ることができないんだと思いました。

薄っすらあった焦燥感よ、さようなら。
この作品を純粋に楽しめているひきこもりの兄弟姉妹な人って、どなたかいらっしゃるのだろうか…

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