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演劇のことを、また思い出せるように

演劇エッセイ/0日目

僕は演劇ライター・編集者として、人生の中心に観劇や取材を据えた生活をかれこれ15年程おくっています。そんな中、現在の新型コロナ禍の影響で、突如観劇ゼロ生活に突入しました。これは僕だけでなく、世界規模で観劇ゼロ生活ですから、とても大きな変化というか、何と表現したらいいのかよく分からない「状況」だと思います。

最近、SNS(僕はツイッターしかやっていませんが)のタイムラインで演劇の話題を見かけることが減りつつあると感じています。分かります、理解できます。この状況なら当然そうなると思います。僕も観劇ゼロ生活なので、公演の感想を呟くこともできません。

しかし、演劇は、想像するとか、回想するとか、そういうことに特別強い効力を持つ表現です。皆さんが各々頭の中で思い巡らせるだけで、不思議と活力が湧いてくる、そういう力を持っています。

そこで僕は、自身の観劇生活をアレコレ振り返りつつ、演劇エッセイ的なモノを書いてみようと考えました。なるべく毎日。遅筆な自分が重荷に感じないよう、継続性を保てるよう、飾らない言葉で短めの文章を心掛けます。

ということで、こんな感じの「0日目」から、園田喬しの演劇エッセイを始めます。こんな日々ですが、皆さん自身の観劇体験がふっと蘇る、そのきっかけになれば幸いです。演劇のことを、また思い出せるように。


※当企画で園田に「思い出して欲しい(何か書いて欲しい)」という劇場、劇団、作品、個人、その他がありましたら、自薦という形でご連絡頂ければ、できる範囲で対応します。あくまで「僕の記憶・感想」という範囲で、になりますが。

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