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雨の日と月曜日と演劇

演劇エッセイ/6日目

今日は雨なので、雨に関する話題を…と考えました。雨。野外公演を観に行くにしても、上演するにしても、あるいは劇場公演の搬入日、楽日(千秋楽。公演日程の最終日で、公演後に撤収の諸作業があります)にしても、その日に雨が降ってしまうと、やはり、ちょっと大変です。その他、雨に関する話は色々ありそうだなぁ…と思いつつ。

今日は雨+月曜日です。で「雨の日と月曜日」と考えて、パッと浮かんだのはコチラの曲。

カーペンターズ『Rainy Days And Mondays(雨の日と月曜日は)』


そして、僕にとっての『Rainy Days And Mondys』は、作詞者であるポール・ウィリアムズがセルフカバーしたコチラのバージョン。味のあるボーカルが大好きです。


何故この曲に触れたかと言うと……。僕が大学生の頃、関わっていた演劇サークルが文化祭でオムニバス公演を上演することになり、僕も何本か戯曲を書いたのですが、その内の一本が、この曲を聴きながら書いたものでした。内容も一切関係なく、モチーフとすら言えないのですが、この曲を聴きながら、頭の中でイメージしながら、構想を練った日々を思い出します。

ちなみにこの時の上演作品はとても評判が悪く、不評というより「とにかくつまらない」という散々な結果でした。アンケート束の中に、ドクロマークひとつだけが書いてあるものを見つけ、心底落ち込んだものでした(苦笑)。ただし、当時の僕は、演劇を「自分の想いを何となく具現化するもの」程度にしか捉えておらず、上演として非常に稚拙だったことは否めません。今の僕が観たら似たような感想を抱くことでしょう。

でも、あの戯曲もそうだし、上演しなかった他の数本とか、途中まで書いたあれとか、構想だけ書き溜めていたノートとか、それら全部をひっくるめて、僕自身、全然キライじゃないんですよねぇ。周囲からの好評は皆無だったけれど。

僕は大学のサークル活動しか演劇経験がありませんが、中学や高校の演劇部、大学で演劇を専攻したなど、学生時代に演劇を経験している人には、それこそ膨大な、数え切れない程の、「学生と演劇」の記憶があるのだろうなぁ、と思いました。こんな、雨の日と月曜日に。


※雨の日の話題も色々あるので、また別の機会に書きますね。

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