やるべきことを短期間で終わらせる裏技

やるべきことを短期間で終わらせるなら、「タスクを可能な限り細分化すること」で可能になります。
やるべきことが終わらないのは、タスクの細分化が不十分ということです。

例えば、新商品を開発する際に、必要な作業を細かく分割することで、1つのタスクが10分程度で完了するようにします。
そうすることで、わずかな空き時間でも速やかに着手することができます。

しかし、多くの方は「コンテンツ制作」や「動画作成」というと、1時間以上掛かる大掛かりなタスクとして考えがちです。
その結果、十分な時間を確保できずに、結局は何も進められないまま終わってしまうことが多いのです。

例えば、動画撮影であれば、全部1回で撮るのではなく、最初に「30日で学べる講義を準備しよう」と決め、タスクを「1日分の講義を撮影する」というところまで細分化します。
そして、1つの講義を10分程度で完結できるようにするか、長ければ1つの講義をさらに分割して撮影します。

タスクを細分化するための秘訣は、「これぐらいなら今すぐ取り掛かった方が効率的だ」と感じられるレベルまで、タスクを細かく分割することです。
これを実践すれば、タスク処理のスピードは体感で50倍ほどに向上します。

細分化するレベルは10分以内でできるかどうかです。
現在取り組むべきタスクを一度、10分以内で完了できる単位に分解してみます。
すると、タスクに対する心理的抵抗感が軽減します。

これを実践することで、1日にこなせるタスクの量が増加します。
10分以下の単位に細分化すれば、1日に5、6回ほど発生する10分間の空き時間を有効活用できます。
会社員の方であれば5、6個のタスクを追加でこなせますし、フリーランスの方であれば10から12個のタスクを処理できるようになります。
これは驚くべき効果です。

「動画講義を作成しなければ」と大きく考えていては、おそらく1ヶ月や2ヶ月が経過しても着手できません。
しかし、「まずは10分分の動画から取り組もう」と発想を切り替えれば、今すぐにでも始められるはずです。

例えば、「この動画を編集しなければ」と考えた際、5時間は掛かると感じるかもしれません。
その場合、まず、カット、テロップ挿入、BGM付加、効果音挿入などの工程に分割します。
これにより4つの工程に分けられるので、1工程あたり1時間ほどに分割できます。

それでもまだ長いと感じるなら、例えば15分の動画であれば、前半3分のカット、次の3分から6分のカットといったように、1つのタスクを必ず10分以内で完了するように細分化するのです。

このようにすることで、「今から外出するまでの10分間を活用できそうだ」という発想が生まれ、着実にタスクを進められるようになり毎日継続すると効果は絶大です。

本を読む際も同様です。「300ページもの分量がある」と考えるのは間違いです。
10分で読了できるタスクに分割し、「今日はこのページからこのページまで読めばOK」と明確にするのです。
そうすれば、10分で確実に進捗が得られます。

長い動画教材を見る場合なら、2倍速にすれば、20分の長さの動画を見れます。
常に倍速にすれば、耳が慣れてきます。

10分だけ頑張ろうと思うことで、作業に取り掛かるハードルを下げる事もできます。
いったん着手してしまえば、タスクは自然と進行していきます。

ダイエットで言うと、ジョギングを始める際、走り出すのは面倒に感じますが、いったん走り始めれば楽しくなり、気付けば30分も走り続けていることがありますが、これがタスクにも当てはまります。

すべてのタスクを10分以下の単位に細分化してみます。
そうすれば、あらゆるタスクがスムーズに進捗するはずです。

大規模なタスクを細分化し、「今日はこの部分を完了させ、次にこの部分に取り組む」と具体的に計画を立てることで、無理なく進捗させられます。

例えば、1冊の本を読むという大きなタスクについて、「残り30分しかないから取り組まない」のではなく、「30ページだけ読もう」とか、スキマ時間が「10分しかない」のではなく、「10分もある」と考えて着手します。

そうした積み重ねが、大きな成長につながっていくのです。

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