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53 - 空洞に近いでっかい人

思うに、内面と外面をわけ隔てている皮のカーテンの彼方でしか、魂は顕著な内容を持ち始めないし、また魂は一つの点であるわたしの周囲のいっそう大きな環を独占するにつれて無限に豊かになるのだ。(『フライデーあるいは太平洋の冥界』)

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メモ:今日の哲学1、2

Chantrapas(シャントラパ/以下”C”): 「今日の哲学1、2」。

Johnny Cash(ジョニー・キャッシュ/以下”JC”): 2もある。

C: 1はジジェク。2へは自然に移行するでしょう。ふふふ。

JC: スラヴォイ・ジジェク。

C: これもこの間散歩した時にした話を擦ろうかなと思って。面白かった、録ってなかった。

JC: その……ジジェク自体に自分はあんまり共鳴しなかったんだけど。例えば、思想に対しての「カテゴライズ」みたいなものがあると思うのね。

C: うん。

JC: 個人個人でやっていて、入れるフォルダってそれぞれ違うと思う。そのフォルダをバッと取っ払ってサッと表に出せるというのが「真から出る言葉の領域」みたいなものだと思う。それを<身体なき器官>という拡大解釈をしていくと、ポストモダン、ドゥルーズとかガタリからすると凄く新鮮だったというか。「内的に飽和」させる。

C: 全然擦ってない。新しい話になってる。

JC: はははは。「皮膚より深いものは無い」。

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