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相性占いはお好きですか?

私はいくつかの占術を用いて相談者さんを鑑定する。
不思議と導き出される結果が重なるので、その内容こそが伝えるべきことと感じたら強く伝えるようにしている。


今日はとてもすてきなふたりの相性を見せていただいた。
星の数ほどの出会いがあるなかで、よくぞここで出会ってくれました、という強烈な相性だった。

ひとりのひとが、立派に見えたり、堕落してどうしようもなくなったりするのが相性だ。

年齢とか性別、属性を気にしがちだがそんなことぶっ飛んでしまうほど惹かれ合うふたりは存在する。
周りがみんな反対したとしても。

社会的に認められたり、
経済的に豊かになったり、
見た目がお似合いだったり、
そんな相手といっしょにいるから自動的に幸福になれるわけではない。

どんなに辛いときにも傍にいて、心の底からよかったなという気持ちが湧いてくるのがよい相性だと思っている。

私は占い師をしているけれども、あくまで占いは「仮りのもの」「道具」だという認識でいる。

友人たちの婚活のお手伝いをしていた頃、やはり運命的な出会いの場合、本人が先になにかを感じ取っているようだった。
占ってほしい、と言ってくるときには心が決まっている表情だったりする。
根拠が欲しかったり、背中を押して欲しいときに友人たちは真面目な顔でやってきた。
私は、彼らのために見えないものを言葉で説明しているだけ。
そのツールであるだけ。

今日は、私が会ったことのない「お相手さん」の細かい性格の描写を鑑定書で上手く言語化できていたようで喜んでいただけた。
相談者さんはお相手をよく理解されていたけれども、可視化することでひとつの安心を得られ、相性も間違いない相手だと知ってこれからも前を見ていこうと決められたようだった。

ここで言う間違いない相手・相性とは万事スムーズ、いつもハッピーということではない。
困難をともに乗り越えられるだけの強い絆が間違いなくある、という意味で、決して楽に暮らせる関係ではない。
波乱も込みで、協力してやっていけそうだと背中を押せるふたりだ。

鑑定していて思うのが、傷を癒すための相性が多いということ。
ダメなところも互いに見つめて徹底的に治癒する道を歩くふたりをよく観ている気がする。
困難さに向き合わざるを得ないみたいな、しんどさのあるご縁。
そういう結びつきもあるのだな、と私も学びを得ているし、彼らに力をもらっている。


占いは当たりますか?と尋ねるひとがいたら
「当たっているとして、こういう方向へ努力されてみてはいかがでしょうか」
と具体的なアドバイスを添えて丁寧にお話しする。

無駄な努力はないし、無駄な経験はないと思うから。
もし、ダメだったとしてもその努力は人生の輝きになると信じている。
そういうつもりで占いを続けている。


覗いてくれたあなた、ありがとう。

不定期更新します。
質問にはお答えしかねます。

また私の12ハウスにきてくださいね。


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