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デイリートレーニングについて

たまにメッセージなどで質問を頂きますが、その中でも多いのが「普段どのような練習をしていますか?」というもの。今回は日常の練習、特に毎日行うデイリートレーニングについて書いてみたいと思います。

私が必ず毎日やる練習は下記の通り。

・ロングトーン(各開放弦をテンポ44くらいでゆっくりと力を抜き、全弓使うよう配分を意識する)
・スケール(シマンドルの教則本83~85ページ「全ての長調と短調の練習、テンポ60くらい)
・分散和音(シマンドルの教則本104~105ページ、テンポ60くらい)
・レガート練習(シマンドルの教則本102ページの1番)
・スピッカート(シマンドルの教則本88ページの1,2番)
・クロイツェルのエチュード第1番

どんなに時間が無くても、上記の練習はほぼ毎日やるようにしています。この練習で固まってから5~6年になるでしょうか。通すと30分程度。

さらに昨年くらいから、時間があればディッタースドルフのコントラバス協奏曲第1・第2楽章を弾くようになりました。以上が毎日のデイリートレーニング。

一日仕事が無い場合は、これに加えてこの先のオーケストラで演奏する曲の譜読みをしたり、いつ弾く事になるか分からないソロ曲を練習したりする事になります。

オーケストラのリハーサルがある日は、自宅で上記のデイリートレーニングをやった上で、リハーサル会場に行ったらまた違うサイズの楽器を弾かねばならないので、楽器に慣れるため、会場には1時間前に着いてもう一度スケールを弾いたり、独自に考えた楽器に慣れるためのエクセサイズをしたりしています。

ただ、吹奏楽部でコントラバスを演奏している方々は、おそらくシマンドルの教則本に載っているスケールなどを練習するのはポジション的にも厳しいでしょう、僕が指導している学校では、僕が作成した「初心者のためのスケール練習」そして開放弦だけの「右手の徹底基礎練習」というものをデイリートレーニングとして実施して貰っています。

以上、参考になれば幸いです。

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