続:深夜高速

おごれる人も久しからず、唯春の夢のごとし。

平家物語の有名な一説である。嗚呼、諸行無常。

ここは正直、心が浮ついていたことは認めよう。ものすごく恥ずかしいが、ここは乗り越えるしかない。いや、ばちが当たったと言ってしまえばそれまでだが、初めての経験で心が浮つくのも仕方がないと許してほしい。

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