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【商品開発エピソードvol.1】ドッグフードへの違和感

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ドッグフードに違和感を覚えた最初のきっかけだった。

友人宅で食事をすることになったが、先に愛犬のゴハンを準備するという。
友人は大変な愛犬家なので、いったいどんなゴハンなんだろう?と期待していると、おもむろに袋から「ザザー」とドライフードを器に入れ、水を加えてほんの数十秒で準備を終えた。

待ての姿勢で集中する愛犬。
「ヨシ!」という声と共に、ものすごいスピードで平らげていく。
それを見届けながら人間の食事がスタートした。

んっ?犬のゴハンって、見た目美味しそうじゃないのはなぜだろう。
匂いもどちらかと言うと「臭い」。
友人のことだから恐らく上質なドッグフードだと思うが、高品質で安心できる感じが私にはしなかった。

気分を害さないよう言葉を選び「いつもこれ食べさせてるの?」と聞くと、
「そう!彼はこのフードが好きなんだ」という答え。
いや、おそらくイヌは今食卓で取り分けられている食べ物のほうが好きに決まっている…。
それを聞いて率直に少し、イヌをふびんに感じた。

飼い主に品質の良し悪しが分かる食事。
人の食べ物に近い≪天然食材を活かした≫犬の食事を作りたいと考えるようになった。

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