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プロとして脱皮する皆さんへ

社会人デビューおめでとうございます。
これまでの学生生活と違い、立場や役割、価値観などで“真逆”なことが多く、戸惑っている時期ではないでしょうか。

『お金』- 学校に払う→会社からもらう
『評価』- テストやレポートで評価がつく→成果・結果に基づいて評価がつく
『序列』- 先輩・後輩の年次序列がある→責任職はあるが年功序列はない
『知識』- ある程度範囲が決まっている→プロとしての素養全般+専門性と広範囲

このように周囲からの扱いや生活環境がガラッと変わり、知らないことや慣れないことだらけ。大きな変化に晒される社会人のスタートは、一生学び続ける覚悟から始まるモノかもしれません。これからの長い道を後戻りしないため、まずは「働く意味=働き方の哲学」というコンパスを手に入れましょう。

自らの“可能性”にフタをするのは自分自身

いまの皆さんには可能性しかありません。しかし、この可能性を実力に変えていけるかどうかは自分次第です。私が29年前、会社員となってすぐに気がついたこと。それは、学生時代に学んだ知識や経験はほとんど通用しないという現実でした。もっと正確に言うなら、仕事で使えるようにするには、過去の知識や経験をアレンジして知恵として昇華する必要があるということです。今までの固定観念から脱却し自ら脱皮しようとする皆さんへ、いくつかアドバイスを贈ります。

①【学力=学ぶ力】は一生を切り開く盾と矛(武器)になります。一方、【学歴=学んだ足跡】という鎧では自分を守れないので、早く脱ぎすてて機動力を手に入れた方が得策です。
②どの会社・組織でもまずは初心者マークがもらえます。ただ、仕事にはいろいろな選択肢がある分、初心者マークをつけていい期間は短いことを知りましょう。エースになる人財は組織での役割を見つけるのが早いものです。周りから催促される前に仕事を作り始める積極性が重要になります。
③「こうしたい!」というやる気に社歴は関係ないので、ここぞというチャンスがあれば発言するクセを。ただし、最初は思慮の浅いアイデアを否定されるところから。謙虚に教わる姿勢が大切なのは言うまでもありません。

同期・同窓生の中で頭一つ抜けたいなら、早く実践デビューさせてもらったほうが有利。「やりたい・やりたい・やりたい!」と言い続け行動する新人を、どんな組織でも粗末に扱うことはないでしょう。

“正しい仕事”ができるヒトに

当たり前ですが仕事は趣味ではありません。好きなことを好きなタイミングで好きなだけするのが趣味なら、お客様が抱える問題を見つけて課題化し、解決した付加価値に見合った対価を得るのが仕事です。当然ひとりでは完結しないため、チームや外部パートナーと協同していく上で進捗管理や調整が都度求められ、思い通りにはいきません。そう!自分が考える正しい仕事をやり遂げることは生半可ではないのです。社会人として経験を積むことは、周囲を巻き込む説得力や判断力に加え、スピード感・粘り強さや耐性を味方にすること。私は、それが世の中を変える大きな仕事につながっていくと信じています。

信念を持って《心の種火》を絶やさぬよう、社会を支える担い手(歯車)として存分に実力を発揮してください。皆さんを”大いに”アテにしています。

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