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ベンチャーがだいたい宗教か軍隊になる理由

知人がタイトルのようなことを話していたので考察。

前提

ベンチャーはリスクを取って事業に取り組んでいる。ベンチャーは結果を出せなくて資金が尽きると死ぬ。

リソースは有限なので優先度判断することになるけど、結果を出す(もしくは結果を出したように見える)ことが最優先になる。

意思決定速度・判断の質を担保する

全員がめっちゃ優秀なメンバーで揃うのは稀であり、めっちゃ優秀な人のまわりにそこそこ優秀な人や微妙な人が集まるのがほとんどなのでは。

そこで民主主義的に意思決定しようとすると合意形成が発生して、意思決定がめっちゃ遅くなって、組織が乱れたり、生産性が落ちる→競争力低下→死。もしくは微妙な人への忖度で判断の質が低下した結果、判断をミスる→死。

そんなわけで意思決定速度と判断の質を担保するためには、

・めっちゃ優秀な人物であるトップを神格化して神の言葉に従う敬虔な信者組織になる
 
・トップ以下の者は標準化された兵隊として政治的活動に関与せず、身をもつて責務の完遂に務めることで事業に貢献する軍隊的組織になる

の2通りに落ち着くのではないか、と思った次第。

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(追記)

この話、どっかから影響を受けたんよなー、と振り返っているうちに思い出したので追記します。

どちらも私の雑な考察よりはるかに学びがあるので是非読んでみてください。

プロダクトマネージャーについて』(伊藤直也さん)

より良い製品やサービスを作るためには「健全な意志決定の偏らせ」、つまりある種の独裁制が必要だと思っているからです


十年間シヴィライゼーション2をプレイしています。これがその結果です。

・残りの三国の二つは神政宗教国家、そして私の国は共産主義です。
できれば民主主義国家のままでやりたかったのですが、ヴァイキングから攻撃を受ける前に先制攻撃をしようとするといつも議会が私の足を引っ張りました。
議会の反対で先攻できず、戦略は水の泡。そして次のターンにはもちろん敵が休戦条約を破って先攻。
これには国が滅亡されかねないと判断したので仕方なく1000年前から民主主義を捨てました。


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