今日から使える写真講座 Vol.08
レンズの望遠、広角、標準といった画角の違いは「距離や広さ」を表現するだけじゃない!のである。印象的な写真を残すための練習方法。
2018年6月から2020年1月まで、福井県の地域誌に寄稿していた写真を撮影する時に誰でもできるワンポイントレッスンを20回分を再構成してアップしていきます。
写真の上達に向けた第1歩
今、カメラを買うとズームレンズが標準的についてきます。これが写真の上達を妨げるひとつの要因かなと思います。
だからこそ、第6回目の記事でも書いた「写ルンです!」で写真を撮ってみることが上達の秘訣と書かせて頂きました。
これを撮ろう!と思ったときの感情を指先ひとつでズームせずに、自分の身体を動かして寄ったり引いたりするのも、訓練になります。
気持ちの高ぶりのままに身体を動かして撮影できるようになると瞬発力がついて、写真で残したいものがしっかりと写るようになります。
レンズの特性を生かして家族の写真
ズームを使わずに撮影すると写真が上達するとお伝えしましたが、今回はレンズの特性を知った上で、家族みんなで素敵な写真を残す方法をお伝えできればと思います。
今回は家族みんなの笑顔だけじゃなくて、行った場所とかその時の時間とかも写真に残すためにレンズの特性を生かすことができたら、ワンランク上の写真になります。
望遠、標準、広角レンズの違い
<望遠↓>
<標準↓>
<広角↓>
比較してわかるように、中心にある被写体の大きさをほぼ変えずに撮影しています。
背景の写り方の違い
先ほど見てもらった違いで背景の印象が全く違うことがわかってもらえたと思います。
背景に写っているモノを少しボカして空気感を残したい場合は望遠が良いかもしれません。
逆に、どこに行ってどんな場所でまで思い出として残す場合には広角が良いかもしれません。
上達の秘訣
違いを知った上でやっていただきたい練習方法は、ご自分が好きな背景の写り方のレンズの焦点距離を固定していろんな撮影をしてみてください。
単焦点レンズというのをたくさん揃えてみても良いのですが、揃えれば揃えるほどお金がかかってしまいます。
なので、ズームレンズで良いので好きな焦点距離を知って、その距離を使いこなせるようになってくると、構図の作り方も上達していきます。
固定されたレンズで近づいたり離れたり。
離れて余白をつくったり、画面いっぱいに被写体を収めたりとチョットした不自由を楽しみながら使いこなせるようになると写真が上手くなります。
<お店の情報>
福井市内にあるDot.Graphでは女性カメラマンが講師となった写真講座を開催しています。
このnoteの記事より、もっと詳しく写真を知って楽しみたいとお考えの方は福井市周辺の方に限られてしまうと思いますが、ぜひご参加ください。
よろしければサポートをお願い致します。いただいたサポートは自社スタジオ「Dot.Graph」で開催している家族写真をもっと身近にする撮影イベントや写真教室の運営費にさせて頂き、より多くの幸せを感じる機会づくり、キッカケづくりを行っていきます。