78/365 【爆笑】 コロナでコントができる日は

ウチの近所にはまだトイレットペーパーがない。

先月末から続くマスクや紙製品不足の中、「トイレットペーパーはお一人様10点まで！」という宣伝を3月早々に打ち、人々の不安を解消したのはイオンさんだった。

ウチにはまだ買い置きがあるから大丈夫、イオンさんもああ言っている。必要になる頃には沈静化しているに違いない、とたかを括っていた。

いよいよ残り数ロールとなったので、近所のドラッグストアに行ってみた。

... ない。

...どこにも、ない。

やはり午前中に行かねばならぬのかと思い、早目の時間に行ってみても、やはり無い。

ウチは住宅街のど真ん中だ。学級閉鎖でお子様たちの在宅時間が長くなった結果、どの家庭でもトイレットペーパーの消費が普段より大幅にアップしているのかも知れない。

事情はともあれ、どこにも無いのだ。

少し遠くまで足をのばしてみたが、そこにもやはり在庫はなかった。その代わり、トイレットペーパーの棚には大人のオムツが山積みにされていた。

想像してみて欲しい。３月中旬、あるドラッグストアの閉店後に会議が開かれる。「トイレットペーパー会議」だ。入荷されるトイレットペーパーは毎日あっという間に売れてしまう。その後、必死な顔をしてペーパーを探す人も後を絶たない。その家庭のお尻事情を想像すると、胸が痛む。

別の入荷経路を開拓できまいか。買い占めかどうかを見極められない中、お一人様一点まで、とお願いする以外で我々に何ができるのか。

そんな中、ある社員が手を挙げる。

「他の入荷経路を開拓できたとしても、しばらく商品は届きません。ですから、明日の我々に提示できる代替案は、ただ一つ。大人のオムツです」

翌朝からトイレットペーパーの棚には、大量の大人のオムツ製品が並ぶこととなった。

ユーモアでの提案だったか、やぶれかぶれだったのかは、記録にない。

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外出禁止措置が広がりつつあるカリフォルニア在住の弟に、現地の状況を聞いた。

「コストコの棚がガラッガラ。肉売り場のケースにはラズベリーが並んでるよ」

もはや赤しか合ってないやないかーい！！！

トイレットペーパーの棚に大人のオムツが置いてあるとか、お肉の棚にラズベリーが敷き詰められているとか、コロナであれこれ面白いことになっている。

コロナコントネタ集とか作っちゃおうかな。なんせ、笑う門には福も免疫力も来ちゃうんだから。