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旅するミシン店

サッカー少年のオトモダチがサッカーボールなら、本好きのオトモダチは本と相場が決まっている。そしてサッカー少年がボールを磨くなら、本好きはブックカバーを買うのである。

日本の本は、ある程度サイズが決まっているが、英語の本は無法地帯なのである。みんな違ってみんないい!!!の精神がこんなところに出てるんだとかいないとか(違)同じ小説なのに、版によっても出版社によっても、何故かサイズが変わったりする。印刷機の設定とか、困らないのかなー。そもそも誰が決めているのかしら。

こんなにサイズが違います。

上から見ても一目瞭然。

しかも、日本の書籍ほど紙質が良くない。ペーパーバックともなると、表紙ですらも弱っちい。持ち歩こうものなら、すぐにぼろっぼろになってしまうのです。

そんな時こそ、ブックカバーをしたくなる。だがほれ、無法地帯ゆえ、既製品がなかなかない。

そんな悩みを解決して下さるのが、谷中の旅するミシン店さん。

英語の本用に、と世間話ついでにある時ポロリと言ったら、開き方が逆になりますねー、と話が進んだのがきっかけだった。その際に、開きが逆のものを作って頂いた。

それ以来、いろんなサイズをちょこちょこと買い揃えている。日本の本のサイズでも大丈夫な英語の本もあるから、日英で併用しているものもある。

今回お願いしたのは、右下のフクロウのミーツク君!今読んでいる本があまりにも大きくて、これまでで一番大きかったハシビロコウ君では間に合わなくなったのだ。

バンドも、逆にしてくださっているんだよ。凄くない?

表紙の動物の種類も豊富。裏表紙も全部違って、全てリバーシブルなのです!手作り故に、お店を訪れるタイミングで、その日に出会える表と裏の組み合わせもまた違う。期間限定品だの一点ものだのも、デザイナーの七瀬さんの気まぐれで変わる。行く度に発見がある。

裏メインで買ったやつも... かなりあるw

ここのカバーに包まれた本は、おくるみにくるまれた赤ちゃんに見える。物語を守る心が、ここにはある。

谷中にお越しの際は、ぜひお立ち寄りを。ついでに近所に住む隠れ寂しがり屋のイシマルにも、お茶でもどう?とお声がけをw


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