見出し画像

Facebookでカーペットにビビビときたら、ニューヨークのベーグルと繋がったこと

それは、2021年のハロウィンのことだった。

オサレ番長同業者のFBに、とってもステキなカーペットの写真が上がっていた。

まさにその頃探していたカーペットにドンピシャだったので、すぐさまコメントをポストした。

「この子にはどこに行ったら会えますか?」
「荻窪です。今日までの催事出店ですが、オンライン販売もやっておられます。Twitter告知貼っておきますねー」

瞬く間にビビビの魔法にかけられた私は、オレンジ色の電車に揺られて荻窪に降りたった。

そして数時間後。

ふかふかのヴィンテージ・ダゲスタンラグが我が家にお輿入れなさったのである。

それがこちら。

その会場に、ラグについてとても詳しいAさんという方がいた。

当初、この販売会の主催者なのかと思っていたが、どうも違うらしい。

購入後、お手入れについてのやりとりをする中で、「カーペット、うちに沢山あるので見にいらっしゃいますか?」とサラッとご提案を下さった。私、もしかして白昼夢を見てますか?

ほぼ脊髄反応的な勢いで、販売会を紹介してくださったお洒落番長と共に、2つ返事でOKをした。

2度目にお会いするのがご自宅なんて、とフワッフワな気持ちを抱えたまま、あっという間に当日は来た。

ちなみに、お洒落番長とのリアル対面もこの時が2回目。時空のねじれとはこのことか。

画像2

ヴィンテージラグを撫でくりまわす一同。


そして到着したラグの師匠宅のキッチンに、私の目は吸い付けられた。そこには、見覚えのある"Bagel Standard"のロゴ入りのマグカップがちょこんと鎮座ましていた。

おおおおおお、ラグ・マスターもあそこのベーグルがお好きであらせられるのか!!!!とルンルンしながら、話題を振った。

「そこのベーグル、わたしも大好きなんですよ!」

「そこうちの弟が始めたんです。」

「'#&'$T'&%$フォエエエエエ?!」

よく覚えていないけど、こんな感じの声が出た。

チェーン展開のパン屋さんならまだしも、都内に一軒しかない、個人経営のベーゴー屋さんである。

しかも、ここ数年クローズして涙を飲んでいたお店である。

そこを、

ダゲスタンラグの展示会で偶然お会いした方の、

弟さんが立ち上げた...?

こんな偶然があるのだろうか。

それが

この、Bagel Standardである。

書けば書くほど意味が分からない。謎は深まるばかりである。

だが本当のことなのだから仕方がない。

そして、そのBagel Standardさんが、今週末、ようやく再開する

画像1

どうやらオーナーさんが変わったらしい。テストを経たのち、果たしてあの味は再現されているのだろうか。

ダゲスタンのラグと、目黒のベーゴーと、そのマグのある朝。

早々に実現せねばなりませぬ。

明日も良い日に。

この記事が参加している募集

#おいしいお店

17,868件

言葉は言霊!あなたのサポートのおかげで、明日もコトバを紡いでいけます!明日も良い日に。どうぞよしなに。