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【勝ち負けとは】 ポップしなないで 「合言葉はトキメキ」ツアーファイナル

負けたと思うことって、やっぱある

今日くらいは嫌なことを忘れて盛り上がろうぜ、みたいなことを言うのがライブMCの常だけれど、かわむらさんはこう言った。

人生最終的にプラマイゼロになることとも違う、と。

そう。勝ち負けってやっぱりあって、何なら負けの方が多くて。そして負けた時には、悔しがったり、凹んだり、傷ついたりを何度も繰り返している。人生はなんてままならないんだろう。

だけど、その傷や、痛みや、ドロドロとした感情を、そのままで持ち寄ることはできる。そして、持ち寄られたそれらの傷を、お互いに癒そうとなんて、しなくてもいい。

持ち寄る場所があるだけで、きっと人は少しだけ、癒される

無理に元気になろうとしなくてもいい。ましてや、無理に元気を与えようとするなんて。もちろん、与えるのが得意な人はそうすればいいんだろうけど、傷ついた相手を見て、どうしたらいいか分からなくなる人だって沢山いる。そんな時に、無理に何かをしようとしなくて、全然構わない。

ダラダラと、流れるがままに血を流し続けている私が、そのままでいられる。

そんなライブ会場だった。不思議なのだ、ポップしなないでの曲の世界は。

言っておくけど、楽曲は(ほぼ)全てノリノリなのだ。なんなら果てしなくハイカロリーなのだ。この音圧を2人で出してるってだけでマラソン並の消費カロリーになりそうなほどに。

低音と高音の高低差!
でも、この曲は、まだカロリー低目。

この曲は、ライブだともう少しテンポ上がり目だった。単純に言葉数が多いし、音数も多い。軽々と歌ってるのがすごい。

要は、曲と詞で陰陽なのだ。

1番を取って孤独になろう
王様に憧れた哀れで愚かな私から目を逸らすな

どうしてこうも、届かない夢に手を伸ばしてしまうのだろう。傷つくと分かっているのに。でも、それが自分。だったらそんな自分からも、そう、目を逸らすな。

リキッドルーム、ン10年ぶりだと思って現地へ行ったら、初参戦だった。リキッド未体験だったことに軽く衝撃。

ライブで一番印象的だったのは、新譜だと「衛星十七号」だった。新譜を聞いた時の印象と違うのが面白い。

アルバム聞いた時の感想はこちら。

過去曲でやった楽曲だと、「Creation」と「丑三キャットウォーク」がやっぱり好き。

5月半ばまで、やっぱりままならない日々が続くけれど、ままならないことを、ままならないままに、精一杯やっていこう。そう思えた。

明日も良い日に。

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