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スナオの7月音楽月報

こんばんは。スナオです。
7月が終わってしまいました。

暑いですね。暑いのはすんごく嫌いです。
だって、今日は午前中、眼科へ行くのに20分歩いただけなのに、それだけで全身から汗が吹き出てくるもん。帰って鏡を見たら、眉の毛穴に汗の粒がたくさん出来ていて、面白かったです。メイクは崩れるし、イライラするし、、これだから夏は、、!!

でも、夏が嫌いなわけではないのです。

海沿いをドライブするのにスピッツの「渚」は必須だし、
ゆずの「夏色」のタンバリン担当は、暑い時にするから本当の盛り上がりを見せるし、
桑田佳祐の「波乗りジョニー」は太陽ギラギラの中、砂浜で聴くからキラキラした色っぽい恋をしたくなるんです。

夏の曲が本領発揮するのは、夏だ!
暑い夏が来るたびに、夏の曲を聴くために夏があるとまで思えるのです。


「プルースト効果」ってありますよね。
香りを嗅ぐことで、過去にその香りを嗅いだ時の記憶や感情が呼び起こされる、フラッシュバックすることですが、これはよく聞く有名な話です。
私にとっては、「匂い」に加えて、「音楽」もそういう存在になっています。


いつかこの記事を見返した時、2022年の7月は、こんな音楽を聴いていて、
「またコロナが調子乗ったせいで夏の楽しみを奪われたんだった」
とか
「でもその空いた時間に観たドラマがめちゃくちゃ良くて、自分の感情に素直でいたいと改めて思ったんだよな〜」
とこの曲たちを聴きながら、思い返す日が来たらいいな。

音楽理論やジャンルなど、専門的なことは全くわかりません。音楽は大好きですが、幅広く聴いているわけでも、新しい音楽たちに敏感なわけでもありません。
そんな私が新旧問わず、季節問わず、今月“良〜〜〜ッッッ”ってなった5曲を、書き留めていきたいと思います。

①日常    星野源

夏についてあんなに熱く語っていたのに、一曲目、全く夏に関係ない曲になってしまいました。

「エピソード」という、私にとって大好きで大切なアルバムの中に入っている一曲です。

みんなが嫌うものが好きでも
それでもいいのよ
みんなが好きなものが好きでも
それでもいいのよ

この歌詞が好きです。
「みんなが嫌うものでも自分が好きなら好きでいい」っていうのは本当だし、SNSが発展している今、そういうことを発信できる世界は、すごく広がっているように思います。

でも、「みんなが好きなものが好きでもいい」って言ってくれる人はあまりいなかったんじゃないかな。ここがすごく気付きだったというか、流行りに乗るのに抵抗を持っている人も多いような気がするのですが、(私もその1人だ)全然そんなことはない。
みんなが嫌いなものが好きでも、みんなが好きなものが好きでも、自分が好きならそれでいい。


源さんは、こういう小さなとっかかりを丸くしてくれる人だ。小さいモヤモヤ、わかっていたはずのこと、そして日常の小さな幸せ、愛おしさ、面白さを気づかせてくれる人だと改めて思ったのでした。

②桃    スピッツ

私の精神を形成したと言っても過言ではない、スピッツ。
高校生のときに出会ってから、ずっとそこにいてくれる存在です。
「さざなみCD」というこれまた大好きなアルバムに入っています。

スピッツのお家芸、三輪テツヤのアルペジオでイントロに入ります。そのフレーズから桃のジューシーさと、柔らかさと、甘い香りが伝わるからすごい。

スピッツはCメロが良いな〜とずっと思っているのですが、この「桃」のCメロの最後が結構な高音なんですね。
高音になると、声を強く張らないと出せない人って結構いると思うのですが、草野マサムネは高音になっても優しくなめらかに歌う、それが魅力だなあと改めて…。
だからこそ、気分が落ちているときでも、すっと入ってくる、そんな声の持ち主だと感じます。

③Let’s Summer    ベランダ

「ANY LUCK TO YOU」というアルバムの一曲です。
このバンドは、川谷絵音さんがある記事で紹介していて、聴いてみたら、ドンピシャだったんです。

この曲は、ギラギラキラキラな夏!というよりも、日陰で涼しい風を受けているような夏を思い浮かべます。

海に行って、みんながビーチバレーで遊んでいる中、私はそれをパラソルの下で眺めていたいです。その方が情緒があって好きです。この曲は、直接そういうことを歌った曲ではありませんが、自分が夏の主役ではなく、主役がいるから幸せだと思う人に向けた曲だと、勝手に思っています。

④雨に唄えば    The Songbards

このバンドを知ってから、彼らの曲を色々聴いてみたのですが、この曲を初めて聴いた時、「あ、絶対このバンド好きになる…!!」とピンときました。

でも、よくよく聴いてみると、

一九二三年 一月
彼女は血を吐いて倒れたが
言葉は四月の雨みたいに
陽気な残酷さを見せる

ん???怖いな???
こんな感じの曲なん???彼女って誰???

となっていた時に、MVを観ていると、
恐らくキャサリン・マンスフィールドのことだ、というコメントを見つけた。彼女の最後の言葉が、
『きっと、私もう死ぬのね。雨が大好き。
   顔に当たる、あの感触が恋しいわ。』
だったらしい、と記されてあった。

疾走感がある曲で、「雨の中でも突き進んでやるぜ!」的な曲だと油断していた…。
哀愁漂う、知的な歌詞で、さらに大好きになりました。

MV、めちゃくちゃ可愛いんです。
9月、やっとやっと、彼らのライブに初めて行くことになった!めちゃくちゃ楽しみだな〜!!

⑤サマーヌード    真心ブラザーズ

私は、藤井風さんが好きなのですが、2020年、彼の「青春病」という曲を聴いて、「これなんかに似てる?!」となり、脳のファイルの中を必死に探していました。

私が中学1年生のとき、「SUMMER NUDE」という山下智久さん、香里奈さんが出演していたドラマを、妹が観ていて、私は主題歌が好きで、この曲が流れる時だけテレビに向かっていました。
その主題歌は、山下智久さんが歌っていて、それがこの「サマーヌード」のカバーだったんです。
いつのまにか忘れてしまっていた曲でしたが、「青春病」のおかげで、またこの曲に出会うことが出来ました。

ずっと山下さんの曲だと思っていましたが、真心ブラザーズの曲だと知り、少し気だるい歌い方と、自分達のことを「夏の子供」と歌うのに、色っぽくて切なさも併せ持つこの曲がもっと好きになったのです。


なぜこの曲が今月刺さったのかまで書いてみたのですが、流石に長すぎる…となってしまいました。

もし、知らない曲があったら、あなたにも聴いてみてほしいと思うのです。

そして、あなたが7月キュッとなった曲も、あわよくば教えてほしい。

音楽っていいね 

おやすみなさい

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