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クラウドファンディングってなに?

はじめに

クラウドファンディングは、リーマンショック・東日本大震災が起きて既存の金融機関が迅速な融資ができない中で、生まれた新たな資金調達の方法となります。
クラウドファンディングの形式によっては予約販売的な形式もありますが、
少ない金額を不特定多数から集めるものとなります。
詳細な部分については次回に譲って、今回は概要的なところを伝えていければと思います。

クラウドファンディングの種類と内容

クラウドファンディングにはお金の出し方と見返り(リターン)によって異なります。
私は大枠で5種類に分けられると考えています。

1.寄付型
金銭・サービスの見返りを求めず資金を提供する方式となります。

元々あった寄付と異なるのは、寄付はNPO法人などが行なっている主な事業まではわかりますが、受けた資金を具体的に何に使っているかがわからないことが多いと思います。寄付型クラウドファンディングは寄付をする前に受けた資金をここに使いますということがわかるのが違いとなると考えています。

2.購入型
商品やサービスを買うイメージで実施する方式となります。

今まで売っていなかったモノの事前販売や決められた数量を予約販売として募集する形となり、資金を受ける側にとっては、2つのメリットがあるのではないかと思います。
1点目はまだ世に出る前の商品なので、ユーザーの声を聞いて製品開発ができること、2点目は事前に作る数量がわかるので、コストに見合った数量を作ることができるのではないかと考えています。
大量生産を否定するものではないですが、決められた数量を作り無駄が出ないということで、個人的にはこの方法は良いのではないかと思います。

3.投資型
金銭の見返りを求めて資金を提供する方式となります。

主にモノやサービス、事業に対して資金を提供する方式となります。
事前に資金の使い方がわかって見返りがあるので、資金を出したいテーマ(日本酒など)が明確にある人にとっては良いと思います。また、資金を提供すると作っているモノやサービスを別途もらえることもあります。

ここは適用される法律の違いによって、さらに細分化できる部分となります。

4.株式型
株式や配当の見返りを求めて資金を提供する方式となります。

こちらは日本では法律の改正により、2015年に解禁された方式です。
未上場企業の株式に対して、インターネットを通じて資金を受ける仕組みとなります。
現在のところ一回買ってしまうと売れない状況なので、長期間塩漬けになってしまいますが、資金を提供した会社がIPOした場合は、多くの投資資金が戻ってくるものと思われます。

5.納税型
寄付型に近いものがありますが、ふるさと納税を使って自治体に対して資金を提供する方式となります。

ふるさと納税だと肉や米などモノに目がいって納税先を決めると思うのですが、納税型クラウドファンディングは使う使途が明確に決められていているものとなり、見返りを設定しているものもありますが、基本的には設定されていないことが多いです。

まとめ

お金の出し方と見返りによって方式が異なるということが理解できれば今回は良いかと思います。日本は預金が多い国なので、ほんの少しでもクラウドファンディング市場にお金が来るともっと活性化するのではないかと思います。(クラウドファンディングに限らずですが。。。)

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