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マイナーカルチャーへの先導師 ~好事家ジュネさんの動画は知識欲を満たす~

どうも驚志老人です。どしろうとと読みます。

 私は、自分の生活に対して直接的には約に立たないような知識を収集するのが好きだ。小さいころから本の虫で近くの図書館の本を読み漁り、親には「あんたは誰とでも話を合わせられるね、なんでそんな話知っているのさ」と言われていた。
 知らない界隈の解説動画がおすすめに出てきたら反射的に再生し、全く知らない専門用語を聞いて調べてはわくわくしている。

 しかし、社会人になって明らかにインプットが減っていた。仕事から帰っても本を読む気力はなく、せいぜいYoutubeで最近多くなってきた2chまとめ等をほかの作業中に”ながら”で再生して、自分と違う世界に生きる人の話を聞いて「そういう考えもあるか」と思うぐらいだった。

 そんな私の寂れかけていた知識欲をガンガン満たしてくれるYoutubeのチャンネルを見つけた。それが「好事家ジュネの館」だ。
(以下ではジュネさんと呼ばせていただく)

好事家ジュネの館

好事家(こうずか)とは物好きな人
風流を好む人という意味をもつ言葉
英語ではdilettante(ディレッタント)と言う


 動画を再生するとゴッリゴリのゴス衣装を着た女性がサブカルチャーやアンダーグラウンドカルチャー、カウンターカルチャーについて解説をしている。

 まず謝りたいのだが、私は全くこれらに関して知識が無かった。正直まだ無いといってもよいぐらいの知識量だ。
 なので、あくまでカルチャーの紹介ではなく、チャンネルの紹介という事をご理解いただきたい。ただ、チャンネルを通して是非沼にはまってみてほしい。私ははまりつつある。

 ではチャンネルの魅力について語らせていただく。

敷居を低く

 サブカルチャーとかアンダーグラウンドカルチャーと聞くと、どうしても身構える人がいると思う。私がどっちかというとそのタイプだった。しかし、ジュネさんの解説はそんな身構えてガチガチに固まったからだをすぐにほぐしてくれる。
 端的に言うとわかりやすく面白いのだ。たまにYoutubeに上がっている解説動画で、知らない単語や知らない人名を当たり前の様に乱用され、ついていけなくなる事がある。(それはそれで楽しいのだが)
 しかし、ジュネさんの動画では初心者への配慮がこれでもかというほど詰まっている。詰まりすぎてて1つの動画を見ただけですごく理解が進みもう人に語りたくなってくる。

格式は高く

 マイナーな話題を初心者にも介入しやすくするために、茶化すような取り上げ方をするYoutuberがいる。それが絶対悪かと言われると、その人たちにも界隈を盛り上げたいという気持ちがあるだろうから微妙なところだ。ただ、やはりそのような取り上げ方はバランスを少し失うだけでその界隈がチープになってしまうことがある。
 ただ、ジュネさんは解説対象への愛がベースにあるためあくまでリスペクトありきの解説となっている。正直申し訳ないのだが、恐らく楽しめない人は本当に楽しめないだろうし、そういう人は無理して楽しむ必要はないだろう。ただ、そのリスペクトを持ち細部まで解説してくれる各動画は全く知識の無い私にも画面の向こうから熱量が伝わってきて気づいたら夢中にさせられる。

 たまに挟まれる脱線倍速解説も、「本当に好きなものを語って止まらなくなっているのを見る時間」という個人的にニコニコしちゃう時間でありこちらまで楽しくなる。この感覚ってあるよね、あるよね、、、?

動画のテンポ

 他の解説動画のあるあるで、”テンポが悪く見ているのがしんどい”というのがあると思う。知識欲という瞬発的な欲求のみで見始めた動画である以上、少しでも心が離れたらもうその界隈自体に興味がなくなることがある。
 この点に関しても、ジュネさんの動画はテンポがよく飽きさせる暇をあたえない。おそらく、自身の動画の編集時点で客観視しているのか、短くまとめるべきところとしっかりと解説すべきところのバランス感覚がちょうど良いのだ。もう、へー。。そうなのか。。面白って思ってたら気づいたら動画が終わってる。1動画が20~40分ぐらいあるので、シークバーのみを最初に見るとウッてなるかもしれないが、動画を見ている体感時間的にはあっと言う間なのでとりあえず1つ見てみてほしい。

かわいい

 急にIQが低くなった。でも、仕方ない。かわいいんだもの。かわいいというだけでなく、メイク、恰好自体が動画の内容とマッチしていて視覚的にも動画の内容への敷居が低くなっているのではないかと考えている。
 しかし、ジュネさんはかわいさに特別重きを置いていないのだと思う。上記の動画内容とのマッチという点ではかなり意識しているとは思うのだが、かわいさ自体を動画投稿の柱にしようとはしていない気がする。なんてったって投稿3本目ですっぴんを晒しているのだ。これに関してはジュネさん自身に聞かないとわからないのだが、自分の方向性や世界観を確立する投稿初期に、かわいさを柱にしようとしている人はすっぴんを晒さないのではないだろうか。

おすすめ動画

1.『ライチ光クラブ』完全解説!古屋兎丸版&東京グランギニョル版を全☆解☆剖

 漫画「ライチ☆光クラブ」は知っている人も多いとは思うが、作品がもともとがアングラ劇団の演劇という事を知らない人は多いのではないだろうか。実際にこの動画をみて作品を読んだことがあると言っていた彼女に嬉々として話にいったら”漫画「ライチ☆光クラブ」のミュージカル舞台”しか知らなく、しばらく話がかみ合わなかった。
 私も動画を見るまでは人がスタンプを使っていたりしていて、絵柄のみはしっていた。なんならすごく無礼なのだが絵柄だけ見て、ギャグよりの作品なのかと思っていた。そんなことはなく、結構えぐい内容だった。
 元の舞台「ライチ光クラブ」の概要や、雑学まで解説されているので、漫画版のみ知っている人、私のように絵柄のみ知っていて作品の概要も知らない人はぜひ見ていただきたい。もちろんそんなこと知っているわ!!という人も今一度動画を見返しつつ思いをはせてみてはいかがだろうか。

2.魔境!まぼろし博覧会はサブカルとアングラの聖地だった【年末お出かけSP】

 「まぼろし博覧会」というテーマパーク?の紹介を行っている外ロケ動画である。ジュネさんの趣味嗜好や博識具合、各コンテンツへの愛や考え方がよく伝わってくる面白い動画だと思う。
 また、解説動画と違ってまぼろし博覧会という施設の紹介がベースとなっており、映像的にも面白いので、普段あまり解説動画とか見ないんだよなぁっていう人はこちらの動画を見てみてはいかがだろうか。

3.【悪趣味系・鬼畜系】20世紀最凶の異端書!貴方のそのゴミ、漁られてます【村崎百郎『鬼畜のススメ』】

 とても悪趣味な本の紹介動画。私と同じような好奇心と知識欲をエネルギーに題名が気になるというだけで図書館で本を借りていた方はこちらの動画から入ることをおすすめする。
 また、解説系は見たことがなかったが、「まぼろし博覧会」の動画にて興味が出た人もこちらの動画は解説動画への導入としていいのではないだろうか。
 ごみ漁りのHow toなんて知らな過ぎてワクワクしないだろうか。

まとめ

 以上、最近ドはまりしている「好事家ジュネの館」さんについて語らせていただいた。私の語彙力、知識量ではまだ魅力をまとめきれていなく、ジュネさんの真意からずれているまとめをしているかもしれない。
 なので、みなさん。少しでもひっかかるものがあれば動画を見てみてほしい。そしてハマる人がいただければ幸いだ。



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