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ボランティアってなんだろう

「偽善者だよね、僕(笑)」


皆さんは久しぶりに会う友達に、恥ずかしさから普段なら言わないようなことを、思わず言ってしまった経験ありますか?年末年始帰省した際に、これを友達に言ってしまいました。私がこれを口にしたのには、色んな理由がありますが、大きくはボラサーの存在です!!


こんにちは、同志社ハビタット広報です!
京都は寒波の影響を受け、雪は積もりました。雪とは無縁の地域の出身なので、少し興奮しています。皆様お元気でしょうか。

同ハビは新幹部とともに2023年をスタートしました!と、言いたいところなのですが、寒波の影響をもろに受けて、予定していた2023年第1回目のMTが中止となってしまいました。

その幻のMTでは新年の抱負を"五七五"で発表する企画がある予定でしたが、それも一緒に消えてしまいました…。楽しみでしたが、しょうがないですね。私が考えていたのは、

凧揚げや
      切れぬ凧糸
                  萌ゆる意志

こんな感じです!どうでしょう?

もし思いついたら聞かせてくださいね。



届けたいこと

なぜnoteを始めたのか。それは"伝える"ことはさることながら、"考えてみる"ことを大切にしたいからです。

MTの内容やそこから発展した内容を発信していきます。普段何をやっているかの透明化も広報の一環で、親しみを持ってもらうため大切だと思いますが、そこから一歩踏み込んで、一緒に考えてもらう事でより深みのあるアイデアが生まれる気がするんです。

"考えてみる"というのは、お堅いものじゃなくて、「この話面白いな〜️」とか「感動するな〜」だけでもいいんです。感情を持てるということは、その物事が上手く自分の中で消化できている証拠です。それでいいんです。それが大切なのです。


ボランティアってなんだろう

同志社ハビタット 2022年12月21日MT資料

さて、2022年12月に行われた同ハビラストMTでは「あなたにとってのボランティアとは?」を考えました。価値観は人それぞれで、「誰かのための慈善活動」「自分の経験の一環」たくさんの色があって初めて、同ハビは成り立ちます。

そもそもボランティアとは何なのか。
volunteer(英)①志願者、ボランティア
                     ②志願兵、義勇兵
うーん、分かりにくいですね。

語源はラテン語の「volo(ウォロ)」からきていると言われています。それは「自ら進んで〜する」「喜んで〜する」という意味です。その後、ラテン語で「自由意志」を表す、「voluntas(ウォランタス)」という言葉、そこからフランス語で「喜び」や「精神」を表す「volonte(ボランテ)」、そして英語「volunteer」となりました。

元は「自ら進んでする」という、言わば主体性を表す言葉からボランティアは生まれました。日本でよく捉えられがちな「奉仕」という意味でなく、ボランティアは「意志」なのです。

他人のためや、自分のため、人それぞれのボランティア観がある中で、その人が「意志」を持って自ら主体的に行動できているのであれば、それはきっと立派なボランティアなのだと思います。

「ボランティアなんて偽善だ」と嫌味ったらしく言う人もいます。自ら進んで活動する中で、自己中心的に、そして自分に利益のあるように行動することは、誰かにとって"""偽りの善"""なのかもしれません。

しかし、果たしてそれは悪いことなのでしょうか。

私の好きな歌に、MOROHAという歌手の「今、偽善者の先頭で」という曲があります。その中に、こんな歌詞が。

今、偽善者の先頭で愛を歌う
偽りで救える本物の命
MOROHA/今、偽善者の先頭で

この歌詞、すごく好きです。それが誰かにとっての"""偽善"""でも、本物の命を救えるのです。心の中では自己の利益のために、と思っていても、主体的に「意志」を持ってボランティア活動をすること、それ自体は誰かのために行動しています。

全員が全員"正義のヒーロー"じゃなくていいじゃないですか。きっと、目標達成へのプロセスは「ボランティア」に関わる時点でみな同じです。優しい人が報われる世界ではないですが、意志あるところに道は開けます、必ず。

上記の歌詞には続きがあります。

目の前の感情から逃げない
全てを救えないから
一人を救わないのではなくて
いつか忘れてしまうから
今日何もしないのではなくて
MOROHA/今、偽善者の先頭で

私たちは逃げずに、自ら進んでこのボランティア活動をしています。

だからこそ、私は何も悪いことじゃないと思います。今なら恥ずかしげなく言えるはずです。

「偽善者だよね、僕」

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