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つくばの”期待値超え”グルメ:第一回「パン工房ぶれっど」の究極のカレーパン

みなさんは、美味しいとわかっていても、食べるたびに毎度「美味い、美味すぎる。」と、つい微笑んでしまう、そんなグルメに出会ったことがあるだろうか。
筆者は、大学入学から7年間、つくば市のありとあらゆるグルメを探索してきた。このシリーズでは、つくば市・筑波山周辺までを対象に、毎回期待値を超えてくるグルメを紹介したい。

つくばの”期待値超え”グルメシリーズの記念すべき第一回は、「パン工房ぶれっど」だ。
この店は、つくば駅から30分ほど車を走らせた先、筑波山の麓、石岡市にある。

パン工房ぶれっどの正面図



さて、みなさんにぜひ食べていただきたいのは、この店の大看板「究極のカレーパン」である。
”究極の”というワードは、極めた先この上がないという意味であり、使用するハードルはかなり高いといえる。


究極のカレーパンの姿


しかし、食べて一口でわかる。このカレーパンは究極だ。外はカリッとカリカリに揚げられており、歯触りがなんとも心地がいい。生地は薄くカレーの黄色味がかかっており、1mmから2mmくらいしかない。それでいて、存在感は抜群だ。
カレーパンに限らず、中身のあるパンの外殻が薄いことは非常に重要だ。なぜなら、主役である中身にひとくち目で必ず到達可能だからだ。みなさんも一度は経験したことがあるだろう。コンビニのカレーパン、クリームパンを端から食べると、必ずといっていいほど、もそっとしたパン生地だけが口に入ってくるのだ。これは、生地の部分が相対的に厚すぎるせいだ。しかし、究極のカレーパンはそんな期待外れはおこさない。生地が薄いので、どんなに小さなひとくちでも、絶対に中身の具にありつける。


もちろん究極のカレーパンが期待値超えなのは、生地だけではない。このカレーパンの中には、実は隠し玉が入れられている。
それは、福神漬けだ。
誰がこんなことを思いつくだろうか。
パン工房ぶれっどのパン職人はきっと、歯触り・歯応えからくる触感の面白さの探究者なんだろう。この究極のカレーパンは、「触感が」究極のカレーパンと言い換えられるかもしれない。カレー自体はいたって通常の一般家庭で慣れ親しまれるルーの味だが、パリッとした福神漬けが、油分の多いカレーパンをさっぱりと仕上げる。カリッ、サクッ、ジュワッ、カリッという触感のループで手が止まらない。


値段は280円(写真の頃から値上がりしている)。カレーパンひとつの値段で考えれば高いかもしれないが、しかし究極のカレーパンである。いくらになっても買う、買わざるを得ないというのが本音だ。
これは、この後紹介する期待値超えグルメにも共通するが、美味すぎるグルメは他で見つけることができないという希少性・圧倒的競争優位性があるので、いくら値上がりをしようと、買う価値がある。


ということで、いかがだっただろうか。ちなみに、この店を社員に紹介したら、彼は、1ヶ月に1回、往復1時間をかけて必ずカレーパンをゲットしてしまう体になってしまった。筆者としては、つくばの”期待値超え”グルメ第一回にふさわしい店だと信じてやまないが、もっと美味い店がある、という方は是非コメントで教えて欲しい。


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