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王子様は助けに来ない

『25年後のセックス・アンド・ザ・シティ』、少し前に私も読んだよ!当たり前だけどドラマが終わっても人生は続いていくわけで、私も本を読んで、この調子で年を取っていっていいんだなってすごく安心した気がする。

最近時間があるから久しぶりにiPhoneのメモを見返していたんだけど、今年の3〜4月あたり、精神的にも体調的にも結構弱っていて、そのときのメモがたくさん出てきたの。
例えば、

・2021年3月11日
毎日頭の中がぼーっとしていて、夜中まで来るメールやLINE、それが当たり前になって、食事の時間や内容もどんどんめちゃくちゃになって、でも部屋だけはきれいに保とうと思っている。
・2021年3月25日
心が本当に疲れ切ってしまっていて、でも冬に買ってあんまり咲かなかったパンジーに蕾がつき始めたり、蕾のままで買ったポピーの花束が部屋の中でどんどん花開いていくので、じっと見ていれば花が咲く様子を見れるかもしれないと思った。
だけど、たった数分、蕾を観察する余裕もなくて、深夜に帰宅して翌朝また出ていく暮らし。メールや仕事のLINEはどんどんと……(ここで文章は途絶えている)
・2021年3月27日
今不満に思ってることにヒントがあると思う
こんなことができたらいいな!ってこと
女の人の身体で会社でハードに働くのってしんどい
情緒とか感情を大事にする生き方

どのメモも言ってることは大体同じで、とにかく私は、夜遅くまで仕事の連絡がくることがストレスで、不規則な食事が苦手で、情緒とか感情を押し殺すとダメになるんだと改めて思った…笑
今はすっかり元気だから少し前の自分を見て、なんだか随分大変そうだな(笑)って客観的に見れるけれど、そのときはずっとトンネルの中から抜け出せない感じで頭痛が酷くてロキソニンをサプリみたいに飲んでて、ほんとボロボロだったな。

でも、その環境を選んだのは自分自身だし、悲劇のヒロインぶっても突然王子様が現れて助けてくれたりはしなくて(もちろん心配してくれる人は周りにたくさんいたけれど)。自分の環境や考え方を変えられるのは結局自分しかいないんだよね。

だから思い切ってまた環境を変えてみてよかった。すぐに上手くなんていかないことは分かってるし、きれいごとを並べてるってことも分かってる。だけど私は、早起きして頭がクリアな午前中に集中して作業して、簡単だけど栄養のある食事をまともな時間にして、調整仕事じゃなくて自分の文章や企画やセンスや絵を描くことや几帳面さを生かせる仕事で生きていくようになりたいし、女の人の生きやすさに繋がることがしたいって思ってる。

お砂糖ひとさじの活動を通して、そういう働き方や生き方を体現していけたらいいな。


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