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表⇄裏のはなし

パークハイアットはやっぱり気持ちがよかったね!華美じゃないし、スタイリッシュすぎなくて、東京で一番好きなホテルだなって改めて思ったよ。なんせ私たちの大好きなロストイントランスレーションの舞台だしね。(あと、帝国ホテルも好き)

そして、あすかのご両親の晩酌エピソードがとっても素敵で、読んでからしばらく余韻に浸ってたよ。
私の実家はマンションなんだけど、私が生まれる前、両親がそれまで住んでたアパートから実家のマンションに引っ越してきたとき、手持ちの家具も大してなかったからか、スペースが余りすぎてて、ここに卓球台でも置こうか!なんて話してたのよ、というお母さんの言葉をふと思い出したよ。
二人ともジーンズとかオーバーオールばかり着ていたから、近所の人たちによく大学生に間違えられたとか。

まだ20代の、無邪気な二人を想像したとき、なぜだか涙が溢れてきたよ。

お父さんとお母さんは、私たちにとっては生まれたときからお父さんとお母さんという生き物で、模範的な大人代表のような気がしてたけど、よく考えたら普通の若者たちで、それでも子育てをしながら必死にちゃんとした大人として振舞おうとしてくれてたんだな、ということが最近ようやく分かってきた。

前置きが長くなってしまったけれど、表に出ることや自ら発信することについて。

私もすごく抵抗があったし、今も迷うことはよくある。
私たちは原稿も書くけど、それは雑誌の代弁者だったり、取材相手の言葉だったりするから、自分の意見を書くということはなかなかないしね。誰かを引き立てたり、裏方にまわってスポットライトを誰かに当てる側であることが自分の仕事だと思ってたし、これからもそれはやっていきたいと思ってる。そもそも裏方の仕事は好きだしね。

それと同時に、自分はこう思ってるとか、こういうものやことが好きっていうことも、積極的に発信していこうと思えたのが2018年の大きな変化かな。
インスタに自分の考えやイラストを投稿するようになったり、ZINEを作ったり、こうしてnoteを始めてみたり。
もう一人の自分の「そんなことして誰得?私に興味ある人なんている?」って声が今でも聞こえるけど、自分の意見を発信すると、少しずつ耳を傾けてくれる人がいたり、DMでメッセージをくれる人が出てきたりして、私は何か特別な能力を持っているわけではないけれど、少しでも誰かの何かの役に立つことがあるのなら、少しずつ発信していこうと思うようになったよ。

これからは、自分が表に出たほうが諸々スムーズに行きそうな場合は出るし、それ以外は喜んで裏方に徹する、っていう両方でやっていけたらいいな、と思ってる。

裏方である編集者が前に出ることについては、このミモレの記事の大森編集長の言葉にすごく共感したから、リンクを貼っておくね。

#エッセイ #編集者 #往復書簡

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