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私のおしゃれルールを書いてみたよ

あすかが書いてくれた抜け感について、本当にそうだなぁと思う。

CUTiEみたいなエッジの効いたファッションでも、コンサバ誌でも、ウエディングファッション誌でも、もっと言うとライフスタイル誌のテーブルコーディネートの記事でも、結局ずっと抜け感の出し方について、取材して記事を作ってきた気がするよ。

MISSって雑誌をやってたとき、あまりにみんなが原稿に抜け感という言葉を使うから、編集長から抜け感って言葉禁止令が出たこともあったような...笑

子どもの頃からたくさん雑誌を読んだり、買い物にたくさん失敗しながら鏡の前で取っ替え引っ替えしたり、仕事で雑誌の記事を作ったりしながら少しずつ自分の中に自然と積み上がってきた服を着るときに気をつけているポイント、おしゃれルールみたいなものがあるなぁと改めて思って、
それで、抜け感を含めた、私のおしゃれルール的なものを自分なりに書いてみるね!

1.どこかに抜けをつくる

しつこいけど、まずは改めて抜け感を。
フェミニンなスカートにメンズっぽいロゴTを合わせる、シャツの腕を無造作にまくって肌色を少し見せる、脚を出すときは首の詰まったトップスで肌の面積を少なくする。
メイクも、リップが主役だったらチークとアイシャドウは控えめにしたり、甘いメイクにはスタイリング剤いつもより多めにつけてウェットな感じにしてちょっとクールなヘアアレンジにしたり。
私はフェミニンな服も結構着たいから、ショートヘアの方がバランスが取りやすい、ってことも、無意識のうちに抜け感を意識してるのかも。

もちろんきっちり決めるときに決めるのはすごく素敵だと思うんだけれど、
どこかに抜け感、隙を作ることは、黄金比が無意識に美しいと感じるような、本能レベルで感じるバランスのよさなのかな。
もしくは、いつも優しげな女性がふいに見せる真剣な表情とか、クールな男性の子どもみたいな笑顔とか、そういうギャップの魅力のようなものなのかもしれないよね。

2.短所はカモフラージュして長所を伸ばす

中高生のときとかは、雑誌の中のモデルさんみたいにとにかく細くなりたかったし、お尻なんてなければいいと思ってたし、ぱっちり二重に、もっと高い鼻に、と思っていた気がする。

だけどだんだんと大人になるにつれて、そしていろんな服にトライして失敗を重ねていく中で、無理に理想の体型や顔に近づけようとするよりは、
短所と感じているところはなるべく目立たなくして、自分なりに気に入っているパーツを生かした方が、なんだか気分もいいし、自分らしくなるということに気づいていったよ。
(そもそも死ぬまでこの顔と身体と付き合っていかなきゃならないしね!)

肩幅がわりとかっちりしているから、ノースリーブは肩ギリギリのものを選ぶとか、腰の位置は比較的高い方だから思い切ってトップスをインしたほうが私はバランスがいいとか、手首とか足首とか鎖骨の骨っぽさを出すとすっきり見えて女性らしいとか、足元が詰まって見える気がするから、ラウンドトゥの靴は履かないとか、
そういう自分の中のちょっとした小さなコツが積み上がってきて、若い頃よりは、コンプレックスが気にならなくなってきた気がするなぁ。

3.色を拾う

ワントーンでまとめるときは別として、柄のスカートだったらどれか一色を拾ったトップスにするとか、バッグと靴の色を揃えるとか、アクセサリーとバッグの金具の色をゴールドかシルバーかどっちかにそろえるとか(ゴールドとシルバーを混ぜるときは、あえて今日はミックスしていると思い込む!笑)、超簡単なことだけど、地味に大事だよね、きっと。
3色以内にまとめるとかも、無意識に気をつけている気がする。

カラーブロックするのも好きだけど、去年の秋はピンク×ラベンダーの格好してキキララみたいになったりしてた...
やばい、変な格好しちゃったからもう帰りたいみたいな失敗はこの歳になっても未だに色々ある...笑

4.素材の組み合わせ

これは、今まで全然意識して考えてなかったんだけど、洋服のプロの仲のいい友人と話しているうちに、なるほど!と思って、実は最近取り入れているんだ。

素材のツヤツヤとマットを組み合わせるとか、特にワントーンの日に、色は一緒で質感を違うものを組み合わせると、全身がぼんやり見えずにメリハリが出る、ということを学んだ!

5.細部に気を配る

ハンカチにきちんとアイロンがかかっているとか、靴のかかとがすり減っていないとか、ネイルが剥げていないとか、毛先がパサパサになっていないかとか、そういうことを特に気をつけるようになったなぁ。
人に見られる箇所じゃないけれど、自分が気持ちいいし、なんとなくそういうことが、その人全体の雰囲気を作る、というようなことを30代になってだんだん分かってきた!

6.身体のラインをなるべく保つ

私は放っておくと太る体質だけど、食事制限すると余計ストレスになっちゃうから、食べたいものを食べて、その分定期的にトレーニングしたり整体に行ったり、あと朝と夜、超簡単なストレッチと腹筋はなるべくするようにしてるよ。
体型カバーが目的になっちゃうと服を着ることが楽しめなくなるから、身体を鍛えることはなるべくずっと続けていきたいと思ってる。

こんな感じで、誰に聞かれているわけでもないけれど、つらつらと書いてみました!

あすかのおしゃれルールみたいなものもよかったら教えてー!
#往復書簡 #エッセイ #コラム

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