見出し画像

自分の人生の主役は自分だ

前回あすかが紹介してくれた、オザケンの「今夜はブギーバック」についての文章読んだよ!(“一部を切り取らないで全部読んで”っていうところにメッセージが詰まってるね)

お砂糖ひとさじの活動を本格化するときに私が一番気にしてたことが、私たちの「フラットな関係性」についてだったよね。あすかには直接話したけど、“共同経営/友達”とかで検索すると、トラブルとかうまくいかないからやめた方がいい、みたいなことばかり書いてあって、余計不安になって。

私は本当に友達が少なくて。っていうか表面的な友達?というか知り合いみたいな人は普通に人並みにいるとは思うんだけど、自分の中で友達だ、と自信を持って思える人が本当に少なくて。
そんな中であすかは新卒のときの同期であり、戦友であり、仕事相手であり、もちろん友達であり。だから語弊があるかもしれないけど、たかが仕事なんかで数少ない友達を失うのは避けたくて、それもあって関係性のフラットさはかなり慎重に考えてる。

TUGBOATっていう、元々電通の4人のクリエーターの人たちが独立して作った広告クリエイティブの会社があって、何かの本で読んだんだけど、TUGBOATでは出した企画を採用された人がリーダーになって、その他のメンバーは年齢とか肩書きとかは関係なくサポートにまわるスタイルでやってる、みたいなことがその本には書いてあって、ずっといいなと思っていて。お砂糖ひとさじの関係性もなんとなくそういう感じをイメージしてる。

具体的にはお金と時間にきちんとすることと、お互いをリスペクトすることをとにかく気をつけてるよね。それは私たちの間だけじゃなく、お砂糖ひとさじに関わる人すべてに対してそうありたい。

フラットな関係性について書いてたら結構長くなっちゃったけど、今日書きたかったことはタイトルに書いた通り、「自分の人生の主役は自分だ」っていうことで、これは私たちがこれから始める「Be an Editor!」っていうオンライン講座サービスの紹介のところにも入れた言葉で。

私は大学生になってからテレビドラマを全然観なくなったの(Netlfixとかで海外ドラマは観るけど、いわゆる日本の連ドラ的なものはほとんど90年代で止まってる)。
なんでドラマを全然観なくなったんだろう?ってふと思ったとき、現実の方がもっとドラマみたいだったからだなって気がついたの。
自分や周りの女友達たちに巻き起こる、ここには到底書けないような刺激的なエピソードの方が作りもののドラマよりドラマチックで、「事実は小説より奇なり」っていう言葉がぴったりだなっていつも思ってた。そしてそれは今現在も続いていて、自分も周りも多かれ少なかれ、みんな本当に色々あるよなーっていつも思う。

All the world’s a stage, And all the men and women merely players.
(この世は舞台、人はみな役者だ)
『お気に召すまま』シェークスピア


これはシェークスピアの有名なセリフで、このセリフを思い出すたびに、自分の人生という舞台ではそれぞれみんな役者で、その物語の主人公は自分なんだっていうことを思うんだ。
例えばキムタクだって、私が主役の物語では、主人公が中高生時代に一世を風靡したアイドルグループのメンバーK、ってことになるよね(笑)。

だけど現実ではなんとなく「表に出る側」と「裏方」に分かれてたりするし、〇〇ちゃんのママとか、〇〇さんの奥さん、みたいに、役割=その人自身のように捉えられることもあるかもしれない。

私たちは編集者だから、タレントさんや女優さん、モデルさん、最近だとインフルエンサーとかちょっと前だと読者モデルとか、いわゆる“表に出る人”をたくさん撮影したり取材させてもらったりしてきた。
話を聞いてすごく面白かった!と感じるときもあるけれど、この薄いインタビュー、一体どうまとめたらいいんだ…と頭を抱えるときも実は結構あるよね(そういう場合は大抵、事務所とか所属してる会社の制約とかで当たり障りのない話しかできないってことで、自由に聞いて自由に話せる状況だったら、きっとどんな人のエピソードも本当は面白いんだと思う)。

そして”裏方”とされている周りの同僚編集者とかライターさんとかの話の方がよっぽど面白いのにな、って思うこともよくあった。

それで話は戻るんだけど、どんな人の話もドラマチックだから、いわゆる有名とかフォロワー数がどうとかそういうのは全然関係なしに自分たちが純粋に「この人の話聞いてみたい」って感じた人にインタビューしてみたいよね、っていう話は少し前から結構してて、実際に昨日、私はあすかにインタビューさせてもらったじゃない?あすかとは付き合いも結構長いし、なんとなく大まかな出来事とか状況は知ってるつもりになってたけど、改めて聞いてみると、へー!そうなんだ!って感じることもいっぱいあったし、何よりおもしろかった。

自分の中では裏とか表とか、上とか下とか、なんかもうそういうのどうでもよくない?っていうマインドにどんどんなってるし、自分の人生では自分が主役で、人の人生では2番手だったり脇役だったりただの通行人だったりする。そういうことをZINEのvol.2ではまとめてみたいよね。

_______________

〈かつて女の子だったすべての女性の日常にお砂糖ひとさじを〉#お砂糖ひとさじ
Instagram:@osatouhitosaji

「お砂糖ひとさじ」は編集者である千田あすかと堂坂由香のクリエイティブユニット。
インスタグラムではひとさじのお砂糖のような、普通の日がちょっとワクワクする内容をお届けします



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?