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24-25 B1中地区順位予想

はじめに 


8位 ファイティングイーグルス名古屋

昨年に引き続きフィジカルが強く当たり負けしない選手が集まった印象。内尾、神田、佐土原、山崎と成長が楽しみな若手が多く、短期的な結果よりもプレミアに向けて長期的なチーム作りをしていくという強い意志の現れだと(勝手に)感じた。

しかし優秀な帰化枠であったルークの移籍、ヘンリーのIL入り(一日も早い復帰を祈る)はかなり戦力に響くと思う…。でも緊急で補強したバッツの獲得はマジで良い!短期での獲得なら役割が限定的な方が強みを発揮しやすいと思う。昨季のドルフィンズのスミスが良い例。

フロアバランスには不安が残る。曾祥鈞は昨季の3Ptは平均1.1本で成功率33.33%と外は一応あるレベルなのかな?(22-23は1.94本で29.69%)オマラとバッツが外がないのでローテーションが難しそうなイメージ。日本人組の誰がシューターを務めるか大きな問題になりそう。

注目選手 佐土原遼

俺たちの佐土原。

昨季広島では主にロールプレーヤーとしての役割だったが、FEに移籍してからは3番としてポジションアップに成功した。

3番・4番の両方をできるのが(佐土原の)強みですが、3ポイントを空いていたら打つことはもちろん、ハンドリングやレイアップも練習からチャレンジさせているところです。

https://the-ans.jp/news/375226/2/

ヘンリーがいない期間に日本人エースとしての立場を確立できるか。
 

7位 川崎ブレイブサンダース

昨季の得点ランキング上位5人のうちロスコアレン以外の4人が移籍することになった。特にチームの象徴的な存在だったファジーカスと藤井の脱退が痛い…怪我がちとはいえヒースもリムプロテクトに貢献をしていた。

これまで帰化枠でビッグマンを採用してきたが、アジア枠ハンドラーのマシューライトに変わることも大きな変化だと思う。これにチーム全体で適応できるか気になるところ。

ただ、HCが目標に掲げるのは超ハイペースバスケット。新加入のアリゼジョンソンもサッシャキリヤジョーンズも走れるタイプらしい。

1試合の平均ポゼッション数の目標に「80」(昨シーズンのリーグ最高値は長崎ヴェルカの平均76.4)

https://basket-count.com/article/detail/195524

これが実現すれば間違いなくリーグでトップクラスに面白いチームになる!
中地区は混戦になる可能性が高いので、シーズン序盤から波に乗れば一気にCS圏内となることもあり得る。

注目選手 小針幸也

昨季は長崎で速いペースのバスケットで戦ってきたので、川崎の新体制でもハマりそう。長崎からしてもマーク・スミス獲得のために断腸の思いでレンタルに出したんじゃないかなと思う。

以下の動画冒頭で長崎の伊藤GMは「今後Bリーグでもトップクラスのガードになる可能性がある選手」と語っている。

 

6位 横浜ビー・コルセアーズ

まずは河村を快く送り出したブースター、クラブに賞賛を。

今季はHCの変更、河村の移籍、外国籍と帰化枠が新加入と大改革が行われた。
外国籍は昨季足りなかったリバウンド力(昨季19位)の補強に成功しているように見える。ミッチェルの契約解除はあったが、代わりのイングリスの方が良くね?って気はする。アジア枠としてキーファーの獲得も相当良い。
特にオールNBLファーストチームのゲイリークラークはかなり期待できそう。サイズはないが、一人でオフェンスを構築できるタイプの選手だと思う。

白井社長によれば、数年前から竹田前GMらフロントで「ビーコルのバスケットはどういうバスケットか」(白井氏)について議論を重ねてきた結果、それは「組織的でボールも人も動く速いオフェンスと強度の高いディフェンス」(同)となった。

https://basket-count.com/article/detail/191115

また、ロスターは11人と空きを残している点も大きい。編成的にはPGっぽい気はするが、サプライズで馬場が来たらかなり熱い。

ただし外国籍3人がBリーグ未経験であることや、インサイドが手薄と感じたのでこの順位とした。日本人組が一気に成長すればCS圏内もあり得ると思う。

注目選手 森井健太

ビーコルの魂を体現する選手は森井だと思ってる。決して"河村じゃない方のPG"では無い。ハードなディフェンスとゲームコントロールは長所(AST/TO3.8 リーグ7位)だが、今季はスコアリングの機会も増やして欲しい。それは"河村の代わり"になるためではなく、森井自身がステップアップして新しいビーコルのスタイルを示すためだ。

勇輝がNBA選手になって『一番嫌な選手は誰でしたか』と聞かれたら『森井選手です』と言われるように、僕も頑張ります

https://basket-count.com/article/detail/191149

俺が森井を大好きなだけです
 

 5位 三遠ネオフェニックス

今季は解体か?とか噂されてたけど全然そんなことなかった

チームを牽引したクラーク、ラベナやシューターの細川、金丸が移籍するものの、帰化枠のニカや津屋や吉井など有力な選手を獲得した。ラベナが抜けてもニカが来るってズルすぎるやろ!!

トッププロスペクトの湧川の獲得も大きいが、既に大浦と佐々木でリーグトップクラスのガード陣がいるので大きな上積みにはならないんじゃないかなと思う。

ディフェンスの強度は高そうだが、オフェンスは核だった選手が多く移籍したのでヌワバがどれだけやれるかに依存しそうな気はする。特にシューター2人の移籍はかなりキツそう。

注目選手 大浦 颯太

何故もっと騒がれてないのか不思議な選手。まだ26歳で今後リーグトップクラスのPGになり得る選手だと思う。AST/TOも3.4と優秀。今季はキャリア初の2桁得点を狙えるんじゃないかなと思う。
 

4位 サンロッカーズ渋谷

広島でマルチに活躍した船生や、昨季大ブレイクした阿部など今季も大補強に成功している。2人ともどのチームにもフィットできるタイプだと思うので"積み上げ"としては完璧。健康なら強い。間違いない。

大きな変革のあった昨シーズンを通して得た経験や成長を次に繋げていけるよう「作り直し」ではなく「積み上げ」を強調し、パヴィチェヴィッチHCと二人三脚で数ヵ月に渡りチーム作りに着手しました。

https://www.sunrockers.jp/news/detail/id=17828

ターンオーバーが少ない(9.6本 昨季1位)のでオフェンスを見ていてストレスが溜まらない点が好き。昨季リーグ1位の3pt成功率は今年も変わらず脅威になる。また、昨季最下位のリバウンドはトラビスとジョーンズでかなり改善できると思う。

ただし、怪我体制に不安のあるトラビス、腰の怪我を抱える田中、オリンピックでフル稼働したホーキンソンなど不安点は多いので4位予想とした。とにかく健康第一

注目選手 阿部 諒

昨季は仙台のエースとして大ブレイク。主にハンドラーとしてゲームメイクしていたがタレント揃いの渋谷ではどのような役割を務めるか気になる。船生と同じくマルチに活躍できるようであればバチハマりしそう。
 

3位 シーホース三河

そりゃ強えよ…。補強が完璧

3pt成功率(昨季10位)、試投数(昨季15位)を増やしたい方針にすっさんの補強は完全にマッチしている。リーダーシップの面でも劇的な効果を発揮するのは間違いない。

我々がクォーターファイナルの壁を越えていくためにはやっぱり3ポイント。ここの決定率と試投数、それをトップレベルでこなしていかなくちゃいけないというところで、今シーズン一番の補強として、入っていただきました。

https://go-seahorses.jp/news/detail/id=21852

また、帰化枠のモッチラミンを獲得したことでレイマンやガードナーのポジションアップが可能になる。シェーファーも含めてインサイドの層はかなり厚い

正直優勝も全然あり得ると思うが、ウイングの層に若干不安があることや今季の編成が似ているアルバルク東京に勝ち越せるか?という観点で3位とした。

注目選手 長野

昨季のCSで三河の選手の中で一番インパクトを受けた。(終盤は長野1人にひっくり返されるんじゃないかと思った)
正直、ここまで良い選手だと思ってなかった。恥ずかしい。久保田が正PGを務めると思うが、もっともっと評価されて良い選手。
 

2位 アルバルク東京

同じことを継続する。それだけで強い。どっしり構えているので下ブレが少なく、安定して勝ち星を稼げるのが良い。質実剛健という言葉が良く似合うチーム。(昨季PACE23位、OFFRTG2位で効率良く得点している)サイズの怪我さえなければ昨季もCS優勝があり得たと思う。

昨シーズンで構築されたチーム力を知るメンバーや、アドマイティスコーチの下で既に2シーズンを共に過ごしたメンバーもいることもあり、今シーズンはお互いの理解力がさらに深まり、より高いチームケミストリーが生まれることを期待しています。

https://www.alvark-tokyo.jp/news/detail/team/id=19360

悪いところを見つけるのが難しいが、強いて言えば3Ptの試投数が少ないこと(昨季23位)。ただピックアンドロールからペイントエリアで効率よく得点を重ねてくるのでそれが弱みになるかって言われると…

特にシーズン序盤は負けるイメージが湧かないので一気に独走もあり得る。最低でもCS出場は固いと思う。

注目選手 小酒部泰暉

リーグ屈指のディフェンダーでありながらオフェンス面も絶賛成長中。そもそも大学時代は2位と150点以上差をつけて得点王になっている。(2位は三河のモッチラミン)スコアラーとして覚醒したら完全にやばいチームになる。想像がつかない。

古いけど好きな記事。

彼の地元でクラブチームを指導する人物によると、小学生時代の小酒部は、宙に投げたティッシュペーパーをディフェンスに見立ててかわす練習をしていたというのだ。本人に確認すると、吹き出しながら事実だと認めた。

https://number.bunshun.jp/articles/-/841741

  

1位 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ

正直に言って、スーパー贔屓目に見ている。(もし自分がドルファミでなければ3位予想だったと思う)

今季の展望は以下の記事に書いたので割愛。
(端的に言えばコアメンバーの多くが抜けたことやサイズ面の不安)

今季優勝するためには昨季以上にレベルアップする必要がある。特に怪我人などでゲームを落とすことだけは絶対に避けたい。中地区は昨季の西地区と同じく勝ち星の奪い合いになると思うので、CSホーム開催のためには優勝しかない。高い壁になるが、達成できると信じてます!!

まとめ

1位 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ
2位 アルバルク東京
3位 シーホース三河
4位 サンロッカーズ渋谷
5位 三遠ネオフェニックス
6位 横浜ビー・コルセアーズ
7位 川崎ブレイブサンダース
8位 ファイティングイーグルス名古屋

 

中地区の順位予想は本当に難しい。怪我人が一人出ただけで大きく変動すると思う。下位予想しているチームもCS圏内に入ってくる可能性は十分ある。中地区の外国籍はどこもリーグトップクラスで差がつけづらい。大事なのは日本人がどれだけ活躍するかに懸かってくると思う。

プレシーズン見て修正するかも。

2024/10/3更新

1位 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ
2位 アルバルク東京
3位 三遠ネオフェニックス (5位)
4位 サンロッカーズ渋谷
5位 シーホース三河 (3位)
6位 横浜ビー・コルセアーズ
7位 川崎ブレイブサンダース
8位 ファイティングイーグルス名古屋

三遠
ヌワバが想像以上だった。あとは大浦と佐々木がやっぱり上手い。吉井が代表時のスタイルを継続できてる。ただアルバルクとは相性が悪いから厳しいか(1勝17敗 去年初めて勝ったとは知らんかった)

三河
戦術ガードナーが多くて他4人の足が止まることが多々あるのが気になる。プレシーズンでもっと色々試して変化すると思ってた。ミランの出場時間が伸ばせるならもっと上がるはず。


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