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心霊グラインドハウス~ねむりめ~(シーズン1)番外編七話感想:心霊界の限界突破だぁぁ!

※ネタバレ注意!
この感想記事を読むにはねむりめシーズン1全てを視聴し終えてからをオススメ致します。
個人の感想です。
ご不快でしたらブラウザバック!


   「呪い」。
   もしかしたらこの感想も、今までの記事も無自覚な呪いかもしれない。

「無自覚な殺人」。

    百回ビデオをやると言っていた岩澤さんと菊池さんが調べていた内容がはじまる。

   2011年のインタビューで百回ビデオの話を聞き出していた。
(※その後インタビューした方は亡くなったらしい)

    映像や内容は人から人へと渡っていて、特定は不可能だった。
    ネット情報は当時はなく、同人誌にて百回ビデオの内容が描かれていたとのこと。

    あるホラー企画ごエンタメ~テレ(※劇中の)の話で上がった時に百回ビデオについて聞いた事がある人がいるらしく、他心霊番組「北野誠のお前ら行くな」に登場した芸人・華井二等兵はないにとうへいさんとリモートで話を聞くことが出来た。

   彼の話によると2004年にコンビを結成していた時に後輩の西崎さんの飲み会で既婚者ではあったものの実家に帰っており、妻も子もおらず飲み会中に何故か怪談話になって「百回ビデオ」の名前が登場する。

   簡単に説明すれば呪いのビデオで「眠ったように眼を瞑った女」がいるビデオ。
   最後まで観ると呪われると。

    そこで華井さんが西崎さんから百回ビデオの写真を持っていると岩澤さん、菊池さんに伝えて渡すと。
   西崎さんから普通にもらったとか。

   西崎さんが留守録したテレビに百回ビデオが写ってたって西崎さんも被害者でもあるのかもしれない。
    当時のことを聞いているとホラーブームだから自慢する人間らしさも持ちながら。
    しかし西崎さんの行方は分からず、後に亡くなったと話があった。

    そして同人誌を書いた男性と西崎さんの故郷は一致していて、そこから百回ビデオは特定の地域で拡散されていたと岩澤さん達は推測。
    さらにインタビュー時にノイズも発生。

    それから関東を巡って西崎さんの住んでいた場所を突き詰めると空き地になっていて、10年振りの聞き込みを行うことになった岩澤さん達。
めんどくさいですけどと本音をもらしながら協力する菊池さんに年季が入っている。

    途中散歩中の飼い主に聞き込みする時にシーズーちゃんに慣れた手つきでじゃれ合うもそっぽ向かれるの面白すぎる。

    それは置いておいて話を戻すと、西崎さんの実家は彼が火をつけて全焼。
    聞き込みによれば西崎さんは子供を持つような方ではなく、妻と子はいなかった。

     しかし西崎さんの妻と子は西崎さんのバイト仲間に顔を見られていてそっぽを向かれたらしい。
     ただ子供の身長は数年前と変わらなかったらしい。

     それから投稿者、畠山はたけやまさんがホラー映画を観てる途中寝てしまい、カラートーンで起きて外を出ると悲鳴が聞こえ、倒れている誰かの死体があり階段の柵から不気味な顔が覗いている。

   畠山さんはゾンビに食べられる夢を見た後、知らない40代くらいの女性に訪ねられ、「何かが写ったカメラかビデオはないか?」と百回ビデオがうつっていたら処分しないといけないと言われたらしい。
    上の階の人の死体と百回ビデオは関連しているのではないか?と畠山さんから仮説を立て、岩澤さん達に伝えるのだった。

   取材を進めるとその仮説が実証されたかもしれない取材を聞く。
    通称Aさん(元霊能者・及川薫子おいかわかおるこ※詳しくはねむりめシーズン1と2本編)
から百回ビデオを見ていた負の感情が伝染する話を聞いた。

    するとAさんはさらに踏み込んだ話に。
    百回ビデオは''存在''でそれを拡散している存在がいる。
    2005年頃にある霊能者が封印したと。
    そしてその廃病院へAさんと岩澤さん達が向かいに行くかどうかを菊池さんと相談しに。

   話を進めると百回ビデオで西崎さんが死んだわけではないけれど、実家の両親を巻き込んで火事で亡くなったのは異常だと西崎さんと妻の子を調べるため映像チェックへ。

   そこで西崎さんの高校の同級生で寺を継いでいる語らと話ができるようになった。
   駆け込んできた西崎さんに知らない人から手紙とテープが送られてそんなはずは無いと慌てていたらしい。

   同級生にお祓いを頼んだものの、理由が無いと出来ないと断られ怒って帰って行った西崎さんはその後実家での無理心中に。

    手紙の内容には西崎さんが妻と子に恨み言を言われ続けるとあった。
    山内さんという方が西崎さんの妻子らしき霊に終われる映像が紹介され、さらに西崎さんのバイト仲間から証言が得られた。

    西崎さんは遊び人で浮気性。
    さらに妻子へ虐待の可能性もあり、別居か離婚をしていたかもしれないと。

    そこで取材班は仮説を立て、西崎さんの妻子は別居でも離婚でもなく大阪にいる時に二人を殺害したのでは?
    そして百回ビデオを観ることで負の感情が暴走し、山内さんにその呪いが降りかかったと。

    バイト仲間が妻子が会った時は既に死んでいて、精神を病んだ西崎さんは無理心中を計ったと。

    山内さんの自宅を突き止めるも20年も経過しているのでダメ元で調査をすることに。

    岩澤さんの話術で山内さんは20年住んでると聞き、彼の家を昔から培ってきた張り込みスキルで車から監視するのだった。

    交代交代で夜まで見張っても山内さんは帰ってくることはなく、現れることはなく長期戦を覚悟した。

    撮影スタッフから差し入れをもらい、激励をもらって帰りを見送る。

   張り込みは三日続き、やっと山内さんらしき人が現れた。
   二人は山内さんらしき人へ突撃!

    岩澤さんは百回ビデオについて山内さんへインタビューをするも山内さんは怒りと早足でどこかへ向かい、聞き込みにも応じてくれない。
    そこで西崎さんの手紙を見せるものの知らないの一点張り。
    喫茶店で話そうと提案しても終始拒否されるだけだった。

    逃げる山内さんを追い続けるも逃げられ、結果は菊池さんの眼鏡が叩き割られるだけだった。

    経費で菊池さんの眼鏡を修理すると岩澤さんは菊池さんを慰める。
    まだ張り込む予定で彼の家の窓をみると女性と子供らしき人がいてカーテンを閉められる。
    その二人は西崎さんの妻子に似ている気がするのだが。

   その後山内さんのインターホンを押すと子どもの笑い声が聞こえ、あれから現れることはなかった。

「こういう取材方法は時代じゃないかもしれない。年齢的にも。」
    のやり取りで心霊関係について考えさせられる。

    後日山内さんの母親に連絡をとるとバツイチで家庭があり、合わせてもらえないまま何十年か経過しているらしい。

   幸せの形は十人十色でこれ以上下世話な詮索はしないよう取材班はこれ以上の調査を断念した。

   かに見えたが…。

   数日後。
   車内にて岩澤さんと菊池さんは話し合う。

「百回ビデオを作りたい!」

「四十超えたおっさんが何言ってるんですかね。」

「あなたも四十超えたおっさんじゃないですか。」

「はあ。困ったおっさんですねえ。」


    そういいながら菊池さんは及川さんへ廃病院へ向かうことを連絡した。

   俺たちの終着点。
   詳しくは分かりませんが心霊関係者たちとしてどうしても伝えたいことがあるのだと自分自身も仮説を立てました。

   そして事務所へやってきた及川薫子さんと百回ビデオを作ることになった。
   ただし及川さんから相談を受ける…ところでテープは途切れていた。

    全ては明かされることはなく、及川薫子さんは行方不明。

   ねむりめシーズン1・第6回でAMUMOアムモ96(※劇中の)で見つかった死体は廃墟で見つかった二名の警察官だった。

   場面は変わって意識不明の後田さん。
   犬井さんと望月さんが後田さんを看病している場面へ。

「罪の意識にさいなまれてもう何一つ目の前が真っ暗で見えてないかもしれません。
それでも一つ一つ幸福を集めていきましょうよ。
それが僕らにできる罪滅ぼしだとは思いますよ。」


   と後田さんはねむりめの映像の中で犬井さんに語る。

総括。

   これがジャパニーズホラーか。
   最後のメッセージに人間が負の感情と向き合う時のヒントが貰えたと思って大切にします。

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