坂の上の雲6巻はヨーロッパで諜報活動を行う明石の話がメインとなります。
明石に課せられた任務はロシアでの革命運動を起こすこと。
その非常に困難な任務をほぼ一人で成し遂げた明石はすごいですね。
しかし、日本人に全く知られていない。
日本人の防御感
日本人は籠城に耐えられないのは信仰心の無さからくるのか?多神教が関連しているのか。
城壁で街を囲うヨーロッパと中国に対して日本は確かに物理力は小さい。
そして信長よりも信玄の方が他人の土地に踏み込んでいたイメージ。そして初めて侵攻されたとき呆気なく武田家は滅んだ。
ロシアの戦争感と日本の戦争感
寡兵をもって大を制す。非常に痛快であるが、そういう状況をつくられた時点で本来は名将ではないという点が大事なのかなと。
そして日本はこの寡兵でも精神力が戦えるということを信じて猛進してしまった。
帝政と立憲民主制
日本が勝てた要因はロシアの陸軍省のクロパトキンとそれ以外の将の不仲や功績を挙げさせないという姿勢による。
しかし、これで勝利という結果を得てしまったことが40年後の悲劇を招く。