武士道とは何か

国家の品格という本を聞き流しました。

その中で印象に残っているのが武士道。
私の中では武士道=潔さ、死⇒覚悟を連想します。
しかし、国家の品格ではそこ(覚悟等)以外の話が印象的でした。
なるほど。日本人が失ったのはこれか、と。
日本の国がおかしくなっているのは武士道精神の喪失が大きいのではないか?と思います。

今日は武士道について学びます。

騎士道

まずは武士道の前に、西洋の騎士道についてChatGPTくんに訊きました

騎士道(Chivalry)は、中世ヨーロッパの騎士階級における道徳規範や行動規範を指します。以下に、騎士道についての主な特徴や価値観を示します:

1. **勇気と武勇**: 騎士道は、勇気や武勇を重視する価値観を持ちます。騎士は戦場での勝利や敵に対する果敢な戦闘を重んじられました。

2. **忠誠と礼儀**: 騎士は自らの主君や上位の騎士に対して忠誠心を持ち、彼らに仕えることが期待されました。また、礼儀正しさや礼節を守ることも重要視されました。

3. **慈悲と優雅さ**: 騎士道は、弱者や敗北者に対する慈悲や思いやりを持つことも重要視しました。また、優雅さや紳士的な振る舞いも騎士道の一部とされました。

4. **誠実さと名誉**: 騎士は誠実さや名誉を重んじ、自らの約束や誓いを守ることが期待されました。名誉を傷つける行為は非常に重く罰せられました。

5. **礼節と愛**: 騎士は女性に対して礼節を持ち、彼らを尊重し、守ることが求められました。また、貴婦人に対する愛と尊敬も騎士道の一環とされました。

騎士道は、中世ヨーロッパにおける騎士階級の行動規範として広く受け入れられ、多くの文学作品や伝説にも描かれています。彼らは貴族の中でも特別な地位を占め、自らの行動によって名誉を高めることを重んじました。

ChatGPT

騎士道はテンプル騎士団等と関連があります。ですので、キリスト教の絡みが強いです。
騎士なので強さが求められるのは当たり前でそこに慈悲や誠実といった精神的な面や美意識も必要だったようですね

〇紳士道

紳士道(Gentlemanliness)は、礼儀正しさ、品位、品位、誠実さ、礼節、教養、そして寛大さなどの品質を持つ男性の行動規範を指します。以下に、紳士道の主な特徴を示します:

1. **礼儀正しさ**: 紳士道は、他人に対する礼儀や敬意を持つことを重視します。他人との交流やコミュニケーションにおいて、丁寧で親切な態度を示すことが求められます。

2. **品位と誠実さ**: 紳士道は、高潔さや品位を保ち、誠実で正直な態度を示すことを重んじます。自らの言動や行動において、品位を失わないよう努めることが求められます。

3. **教養と知識**: 紳士道は、教養や知識を重視します。広範な知識や教養を持ち、知的好奇心を持って世界を探求することが紳士道の一環とされます。

4. **寛大さと配慮**: 紳士道は、他人への寛大さや配慮を示すことを重んじます。他人の感情やニーズを理解し、思いやりのある行動を取ることが求められます。

5. **責任と信頼性**: 紳士道は、責任を持ち、自らの約束や義務を果たすことを重視します。他人から信頼されるために、信頼性を高めることが大切です。

紳士道は、男性に求められる品格や態度の総称であり、社会的な期待や規範に従って行動することを意味します。紳士道は個々の文化や時代によって異なる解釈や価値観を持ちますが、基本的には他人への敬意や配慮、品位や誠実さを重視することが共通しています。

ChatGPT

騎士が無くなって行く中で騎士道は紳士道になったようです。
そして紳士道…今の日本に紳士なんて呼べる人居るのでしょうか…
かなりハードル高いと思います。

武士道

続いてChatGPTくんに武士道について聞きました

武士道(ぶしどう)は、日本の武士階級が持っていた道徳規範や精神的な価値観を指します。以下に、武士道の主な特徴や理念を示します:

1. **忠義と忠誠**: 武士は主君に対する忠誠心を最優先とし、命を捧げて彼らを守ることを誓いました。忠義と忠誠心は武士道の中核をなす価値観でした。

2. **勇気と武勇**: 武士は常に勇気を持ち、戦場での武勇や戦闘技術を重視しました。彼らは危険や困難に立ち向かい、勝利を勝ち取るために戦いました。

3. **礼儀と礼節**: 武士は礼儀正しさや礼節を重んじ、他人への敬意や礼儀を持って接することが求められました。また、自己を抑制し、冷静で品位ある態度を保つことも重要視されました。

4. **誠実さと誠意**: 武士は誠実さや誠意を持って行動し、他人との関係において信頼を築くことが重要視されました。彼らは自らの言動に責任を持ち、約束や誓いを果たすことが求められました。

5. **名誉と誇り**: 武士は自らの名誉と誇りを大切にし、名声や評判を保つために努力しました。彼らは自らの行動や戦い方によって名誉を高め、家族や一族の誇りを守ることを重んじました。

武士道は、日本の武士階級が持っていた精神的な価値観や行動規範を総称したものであり、彼らの行動や生活に大きな影響を与えました。武士道は、戦国時代や江戸時代の日本の武士社会において、武士の行動や生き方を規範化し、彼らの社会的地位や役割を定める重要な役割を果たしました。

ChatGPT

騎士道と余り変わりませんね(笑)
では、騎士道と武士道の違いをChatGPTくんに訊いてみます

武士道と騎士道は、それぞれ日本とヨーロッパの武士階級が持っていた道徳規範や精神的な価値観を指しますが、いくつかの違いがあります。以下に、武士道と騎士道の主な違いを示します:

1. **文化的背景**: 武士道は日本の武士階級に根ざしており、日本の歴史や文化、宗教と密接に結びついています。一方、騎士道はヨーロッパの騎士階級に起源を持ち、キリスト教的な価値観や文化的背景に影響されています。

2. **忠義の対象**: 武士道では、忠義と忠誠心は主君に対して最も重視されます。一方、騎士道では、忠誠心は主君や上位の騎士に対してだけでなく、キリスト教や貴族社会、そして騎士階級全体に対しても表現されます。

3. **戦闘スタイルと技術**: 武士道では、武士は剣術や武道において高い技術を持つことが求められました。一方、騎士道では、騎士は騎馬戦や騎士道具(鎧や槍)を使用して戦いました。

4. **社会的地位と役割**: 武士道では、武士は社会的に高い地位を持ち、政治的な影響力や権力を持っていました。一方、騎士道では、騎士は貴族階級の一部であり、土地や領地を持つことが一般的でしたが、政治的な権力は封建領主や王族によって保持されました。

5. **文学や芸術の影響**: 武士道は日本の文学や芸術、特に武士の戦いや行動を称えた物語や絵画に広く反映されています。一方、騎士道は中世ヨーロッパの騎士物語や騎士の冒険譚、また中世ヨーロッパの芸術や文学に影響を与えました。

これらの違いにより、武士道と騎士道はそれぞれ異なる文化的背景や社会的環境に根ざしており、異なる歴史的文脈で発展してきました。

ChatGPT

前述のように騎士道はキリスト教関連です。
武士道は宗教とざっくり書いていますが、武士道に関連ある宗教とは何なのでしょう

〇儒教
武士道には「孝」や「忠」といった儒教が入っています。ちなみに「忠義」というと、1人の君主に仕えることをイメージしますが、実際はそうでは無いそうです。「忠」は心に1本の棒が刺さったように書きます。まっすぐな心で仕えるということです。ちなみに君主を変えるのはOKです。まっすぐな心のまま、仕える対象が変わっただけです。

今の「忠」の解釈な江戸時代に幕府により作られたものです。

〇禅宗
何があっても動じない落ち着きは禅宗からきているようです。

武士道が結びついた主要な宗教は、日本の仏教と神道です。

1. **仏教**: 武士道は、日本の仏教の影響を強く受けています。特に、禅宗や浄土宗などの仏教の教えが武士道に影響を与えました。禅宗の教えは、自己の訓練と内面の平静を追求することを奨励し、武士が精神的な鍛錬や冷静な判断力を持つことに役立ちました。また、浄土宗の教えは、武士が戦場での命を捧げることや、死後の世界での救済を求めることに影響を与えました。

2. **神道**: 武士道はまた、日本の神道の影響も受けました。神道は日本の伝統的な宗教であり、神々や自然の力への信仰を中心に展開されます。武士はしばしば神社を訪れ、神々に祈りを捧げ、戦いの成功や勝利を祈願しました。神道の教えは、武士の精神的な支柱となり、彼らの行動や価値観に影響を与えました。

これらの宗教は、武士道の倫理的な原則や精神的な価値観の形成に大きく貢献しました。武士は宗教的な信念や教えに根ざして行動し、彼らの任務や義務を果たすために精神的な支えを得ました。

ChatGPT

日本の武士道は中世に生まれたようですが、神道は意外。ですが、那須与一は屋島で扇の的を射る際に数々の神の名を口ずさんでましたね。

南無八幡大菩薩、我が国の神明、日光の権現、宇都宮、那須の湯泉大明神、願はくは、あの扇の真ん中射させてたばせたまへ。これを射損ずるものならば、弓切り折り白害して、人に二度面を向かふべからず。いま一度本国へ迎へんとおぼしめさば、この矢はづさせたまふな。

那須与一/平家物語

武士道とは「卑怯を許さないこと」

国家の品格の著者・藤原氏は武士道とは卑怯を憎むこと、許さないことであると言います。先程までのChatGPTと違い、かなり具体的でわかりやすいです。

そして日本が悪くなったのは日中戦争という卑怯なことをしたからだ!と言われます。
ちなみに藤原氏な対米戦争や日露戦争は国防のため仕方ない、しかし日中戦争は弱いもの虐めだと言われます。
そこの是非は私にはわかりません。

そもそも太平洋戦争もただの帝国主義によるものなのか、アジアの解放という目的があったのかも定かではありません。

ただ、日中戦争においては張作霖爆破事件など卑怯なことをしているのは間違えありません。

失われた「惻隠の情」

日本人はどうしてクレーマーになったのか。それは自分が被害者意識があるからでは無いでしょうか。
昔の日本はみんな寛容だったと言います。そして不寛容になったと肌感覚で感じているはずです。しかし、理由を突き詰めない。

藤原氏はその原因を武士道の喪失としています。武士道における「惻隠の情」とは弱者への思いやりです。

今の日本は差別に大して対抗馬を立てて戦います(クレーム)

今の日本人は生まれる格差に大して平等を求めます。しかし、平等なんてものはないと藤原氏は言います。
一応、日本にも「平等」という概念はあるようですが、それは「仏教用語」であり、仏の加護がみんなに及ぶという意味で西洋の平等とは意味が違います。
そして平等の概念を作った西洋は奴隷制があるという矛盾をはらみます。

消費税を一律10%にするのか、貧困層は1%、富裕層は15%など差をつけるのが平等なのかもわかりません。

そして命にも平等はありません。幼児と殺人犯ではやはり重さが違います。

そして、惻隠の情と聞くと思い出されるのが孟子の性善説ですね
やはりここでも儒教。

まとめ

・卑怯を憎む
   卑怯とはなんでしょう。
   私には「嘘」が思い浮かびました。嘘と言えば財務省ですね。

・惻隠の情
    自分さえよければいい。確かにそんな時代、社会になっているなと感じますね。

少し意味はちがうかもですが…

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