見出し画像

つい嘘をついてしまうあなたに伝えたいこと

皆さんは、嘘をついたことはありますか?

私は、子供の頃から、よく嘘をついていた。
よくこんな立派な嘘がつけるものだと、自分で感心することもある。
しかも、その場で、パッと嘘を言えるのだから、嘘つき名人だったかもしれない。
もし、嘘発見器があっても、見破られない自信すらあった。

今でこそ、嘘をつくことなんて信じられないくらい、純粋に?生きているつもりだ。笑

そう、アダルトチルドレンと向き合い始めてからは減ってきた。
それでも、つい、癖となって、咄嗟に嘘が口から出そうになる時もある。

当時は、なんで嘘をつくのか、自分でも分からなかった。

嘘に嘘に嘘を重ねていたことも多く、何が本当だったのか、自分はどうしたいのかも、分からなくなっていたように思う。

子供の時についていた嘘の数々

本当の理由が言えない

友達に遊びに誘われた時、他に用事があるのに、ちゃんとした理由が言えない。
別の言い訳を考えてしまう。
例えば、おばあちゃんのお見舞いに行く、とか。
よく、家族を理由にしていたなと。
心のどこかで、本当の理由を言って、変な目で見られたり、変なふうに思われたり、嫌われたらどうしようっていう気持ちがあったのかもしれない。

親にも嘘をついていた

どこに行くの?誰と遊ぶの?
と聞かれても、嘘をついていた。

習い事の月謝のお金を(当時は月謝袋で支払っていた)嘘をついて取った時もあった。
これは、すぐにバレたけど。

盗みもやっていた

時効だと信じて、ここだけの話、小1−2くらいの時、友達に誘われて、文房具屋さんに◯引きしたこともある。
その時には、新品の文房具が自分の部屋に並んだが、それも、親に嘘をついた。いや、これは嘘をつかざるを得ない。本当のことを言ったら、ヤバかった。

会話のほとんどが嘘だったかもしれない

何が本当で、何が嘘だったのか、自分でも分からなくなっていた。
この前、この嘘をついたから、辻褄を合わせるために、今日はこの嘘をつかないと。って。

なんでこんなに、自分の本当のことから逃げたかったんだろう。
なんで、本当のことを相手に伝えられなかったんだろう。

別に、何も相手を困らせる理由もないのに。
本当のことを言ったからって、嫌われる理由なんて、ほとんどないのに。

なぜ嘘をついてしまうのか原因

なんで、こんなに、嘘をついてしまうのか。
なんで、本当のことを伝えられないのか。

考えられる大きな原因は、子供の頃の環境が大きく影響している。
子供の頃の自分、頑張って嘘をついていが自分が、切ない。

本当のことを言ったら怒られた
やりたいことをしていたら怒られた
親が絶対
親とは違う意見を言ったら怒られた
ありのままに、自分らしく、子供らしく過ごせない環境で育った

こんな環境で育つと・・・

自分を守るために
親に(周りに)嫌われたくない
自己肯定感が下がり自分に自信が持てず、自分をよく見せたいという思いから、実際とは違うことを言ってしまうことが癖になる
過去のトラウマから、また傷つきたくないという思いから、嘘をついてしまう

嘘をついちゃう君へ

もし今、嘘をついてしまうことがやめられない人がいたら、あるいは、昔嘘をついていたことに罪悪感を感じている人がいたら、ほんの少し生きやすくなるヒントがある。

①安心できる環境を作る

世の中、そんなに嘘をつかなくても大丈夫ということ。
そんなに攻めてくる人はいないし、失敗したからといって怒鳴る人も少ない。

まずは、そんな自分が安心できる環境を作ることが大切

②自分の気持ちを表現する練習をすること。

嘘をつく代わりに、自分がどう感じているのかを素直に伝える練習をする。
ノートに、自分はどうしたいのか、相手に対しての思いなども含めて、思っていることを、一度書き出して、見える化することも必要

③小さな成功体験を積み重ねる

少しずつ素直な気持ちを伝える練習を積み重ねることで、自信が持てるようになる。
脳の回路も嘘をつかなくても大丈夫な回路になっていく。
無理のない範囲で、目標を設定して、今日は、このことを素直に伝えてみよう、達成できたら、自分を褒める。
こんな小さな生活習慣が、自分の自信にもつながる。

もし、1人ではできそうにない場合は、第3者に、相談しながら、どうすれば良いのか一緒に考え、行動に移せるようにすること。

私の受講生さんの中にも、自分の本当の気持ちに蓋をしてしまう、何を思っているのか、別のことを伝えてしまう、といったお悩みの方に、自分らしく過ごせるように、一緒にメンタルトレーニングを行っている。
少しずつ、自分の本当の気持ちに気づくことができるようになり、自分のこれからの幸せも想像できるようになったと話してくれた。

アダルトチルドレンの殻は、とにかく厚い。
なかなか、本当の自分が出てこない。
だからこそ、時間はかかるし、何かに取り組んだからといって、急激に良くなるわけでもない。
少しずつ、自分と向き合う時間が、1年後、2年後、生きやすい自分に、ふと気づける瞬間が来るのかもしれない。

嘘をつかなくても、ありのままの自分で、過ごせますように♪

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?