ブックレビュー『宇宙は何でできているか』

前に「勝手に斎藤塾」という投稿をした。https://note.com/dori_jiritsu/n/n4843684debdc

それは『大人のための読書の全技術』に書かれていた「社会人が読むべき50冊」から毎週1冊ずつ読んで、ブックレビューを投稿しようと始めたもので、まず1冊目に選んだのが村山斉著『宇宙は何でできているか』という本。

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私は学生の頃から、物理にも化学にも全く興味がなく、このような本を今まで手に取ったことは一度もなかった。今回この本を1冊目に選んだのも、自分では絶対に選ばない分野の本に挑戦して視野を広げようと思ったから。
でも正直、難解で、作者にとっては基本的なことを素人にも分かりやすく説明されている本なのだろうけれど、私にとっては全く頭に入ってこない箇所も正直たくさんあった。

そんな中でも私が心を動かされたのは、研究者たちが4世紀以上も昔から、宇宙の謎を解き明かすことへの情熱を引き継いできた歴史だ。                    宇宙の始まりは「ビッグバン」と呼ばれ、少しずつ膨張していること。
身の回りの全てものは、電子とクオーク、ニュートリノで説明できるということ。
そういった私が今まで、ノーベル賞などで注目されて初めて見聞きするような物理学のの言葉を、この本を1冊読んだところで正直、理解が深まったとは言い切れない。
でも、太古から多くの学者が宇宙の謎の解明のために色々な仮設を立てて、それを立証するために日々、励んでいること。その壮大なロマンを垣間見ることのできたことが、この本を読んだ一番の収穫だったように思う。

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