個性は自由で綺麗だ
わたしが大好きな歌のひとつ、
木村カエラちゃんの “COLOR”
ドラマ『プリティが多すぎる』の主題歌だ。
『プリティが多すぎる』は、
大手出版社のエースがファッション誌へ異動し、未知の“かわいい”世界に戸惑いながらも奮闘し成長する物語。
そのファッション誌がいわゆる青文字系。
原宿kawaiiというやつだ。
わたしも高校生、専門学生の頃は
原宿ファッションが大好きだったため、このドラマにはとても楽しませてもらった。
田舎の高校生だったわたしは、
友達とバイト代を貯めて、週末にお気に入りの服を着て原宿へ出かけ、両手いっぱいになるほど服を買いに行ったり甘いものを食べに行ったりしていた。
原宿はわたしの憧れの街だったのだ。
いちごのポケットのカーディガン、目ん玉のついたヘアゴム、動物の形をした手袋、きゃりーぱみゅぱみゅがプリントされたショッパー、
派手なメイクも髪色も、街がいろんな色で溢れていてすべてがキラキラして見えた。
イエベもブルベも関係ない。
骨格診断なんて誰が知るものか。
好きな服を好きなように着て何が悪い。
“kawaii”は正義なのだ。
令和の綺麗に整えられたファッションもお洒落で大好きだけど、わたしは自分の青春時代が原宿ファッションで溢れていたことを幸せに思う。
今思えば相当ダサいコーデでダサい髪型をしていたと思う。写真を見返してもなんでこの服にこの服を合わせているのか不思議で仕方ない。
メガネは丸すぎるし前髪はどう考えても短すぎる。
だけどわたしは、あのときの自分が好きだ。
自信を持って好きな服を着ている、あのときの自分が好きだ。
そしてそのわたしが今のわたしを作っている。
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