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ただ守りたい… 120話

文化祭2日目

午前

○○: お帰りなさいませ、お嬢様。

美月: それでは、美味しくな〜れ、萌え萌えキュン!♡

飛鳥: さっさと帰れ、ご主人様。

文化祭が始まって、30分程度経ち、昨日の勢いと同じ、いやそれ以上の勢いで来店するお客さんを、全力で捌いていく○○達。

リピーターも数多くいる中で、初日の様子が噂となったのか、新規のお客さんも増えつつ、それぞれの執事やメイドが担当としてつくお客さんのタイプに、ある程度の傾向が見え始めた。

最も分かりやすいのは飛鳥で、飛鳥のお客さんは、かなりの割合でMの人が多いようだった。

と、2組の教室前の廊下の壁に寄りかかって、腕を組んでいる堀は分析している。

堀: (さすがにカップル層は来ないけど、他の層はそれぞれに合った執事かメイドがいるから、人は集まり続ける。それに、うちの狙いはリピーター勢だからね。)

??: あ!えっと…

堀: ん?

声的に、自分に声をかけたような雰囲気を感じ取ったので、その声がした方向を見ると…

堀: 確か…春時の妹だ!名前は…

紗耶: 金川紗耶です!

堀: そうそう、紗耶ちゃんだ。飛鳥のライバルの笑

紗耶: え?

堀: あと、後ろにいる子達は…

掛橋: 掛橋沙耶香です。

珠美: 阪口珠美です!

堀: 沙耶香ちゃんに、珠美ちゃんか。2人とも可愛い笑(飛鳥のライバルの1年生が、2人とも揃ってんじゃん。)

珠美: え〜嬉しいです!

掛橋: 先輩も、すごく可愛いです。お名前は何て言うんですか?

堀: 笑、ありがと。堀未央奈よ。紗耶ちゃんとは、前に1回だけ会ったことがあるの。ね?

紗耶: はい!(堀未央奈先輩。ちゃんと名前を覚えとかないと。)

掛橋: そうだったんですか。

堀: うん。3人は、喫茶店に来たんだよね?

紗耶: はい。兄貴がちゃんと働いてるのかの確認と、あとは…

珠美: ○○先輩に会いに来たんです!

掛橋: あとは、いつも仲良くさせてもらってる先輩方も。

堀: おっと、そうなると…今は○○君と飛鳥、美月が1組にいて、日奈子と春時が2組にいるの。だから、どっちも入るか、どちらか片方に入って、もう片方は廊下から遠目で様子を見るか、しかないよ。まぁ、うちの場合は1人しか担当を選べないから、たとえ同じ教室にいても、全員と話すことは出来ないんだけどね。

掛橋: なるほど…どうする?

紗耶: 日奈子先輩には申し訳ないですけど、1組の方に行きます。

堀: 春時は?笑

紗耶: どうでもいいです。そして、担当は…

珠美: 担当はもちろん、○○先輩です!

堀 掛橋: だよね笑…あ。

掛橋: 被っちゃいましたね笑

堀: 気が合う、というよりポジションが近いのかな笑

掛橋: そうかもしれません笑

珠美: では、行ってきます!

紗耶: え、たまちゃん?!すみません、失礼します!

掛橋: 私も行きます。

堀: うん、楽しんでね〜

そうして、堀に見送られ、3人は1組の教室へ。

○○: ご注文がお決まりになりましたら、このボタンを押して、お呼びください。それでは、失礼しますお嬢様方。

紗耶: //は〜い。

珠美: //はい!

掛橋: 笑

言っていた通りに、○○を指名した3人は、執事姿の○○に見蕩れながらも(特に紗耶と珠美)、案内された席に座り、笑顔でお辞儀をして歩いて行く○○を眺める。

紗耶: やっば〜超カッコいい…

珠美: バイトもあの格好でやってくれないかな〜

掛橋: ほんと2人とも顔に出すぎだよ笑

紗耶: え?出てた?!

掛橋: うん。○○先輩じゃなきゃ、自分に好意があるって、すぐに分かるぐらいに顔赤くて、目が蕩けてた。

珠美: ひゃ〜

掛橋: 笑、どういう声。

紗耶: い、今は大丈夫?!

掛橋: う〜ん、まだほんのちょっと顔は赤いけど、目はキリってしてる。

紗耶: まだ赤いんだ…

珠美: 珠美は?!

掛橋: いや、どうせ2人とも、また○○先輩が来たら、同じことになるんだし、気にしてもしょうがないでしょ。それとも、あのカッコいい執事姿の○○先輩と面と向かって、照れずに顔赤くならない自信があるの?

珠美: ないです!!

紗耶: 紗耶もない…かな。

掛橋: だろうね笑。だから、もう諦めて、注文を決めよ。

珠美: はい!!

紗耶: な〜んにしよっかな〜

掛橋: ってか、やんちゃんはさ、ここに来た一番の目的、忘れてないよね?

紗耶: もちろん…

掛橋: ちゃんと、自分から言うんだよ。

紗耶: うん。

珠美: あ、珠美は抹茶パフェにする!

掛橋: 抹茶パフェも良いな〜

紗耶: ふぅ…

掛橋: やんちゃんは何にする?

紗耶: え?えーっとね〜

そして、注文を決めて…

ピロロロ

珠美: ○○せんぱ〜い!!

掛橋: そんな呼ばないの笑

○○: 笑、呼ばなくても、ちゃんと来ますよ、お嬢様。

掛橋: ほら…って笑

珠美: ///

紗耶: ///

掛橋: (自分で呼んでおいて、顔赤くなってんじゃん。)

○○: ?

掛橋: あ、えっと、パフェのいちごと抹茶と桃ください。

○○: かしこまりました。では、少々お待ち…

掛橋: チラッちょっ、あの、この後少しだけ話せませんか?

○○: はい、大丈夫ですよ。

掛橋: じゃあ、お願いします。

○○: では、注文を通してから、また来ます。

掛橋: はい。

○○: なら一旦、失礼しますね笑

そう言って、○○が笑顔で席を離れる。

掛橋: ちょっとやんちゃん、なに固まってんの?

紗耶: あ、え、いや、あまりにカッコ良すぎて。

掛橋: はぁ…○○先輩にすぐ来てもらうから、ちゃんと話してよ。

紗耶: う、うん…

掛橋: 次来た時に固まってても、助けてあげないからね。

紗耶: え〜

掛橋: いくら気まずい雰囲気になっても、知らんぷりするから笑

紗耶: マジ?

掛橋: 大マジ。ね?たまちゃん。

珠美: はぁ〜写真撮りたい…

掛橋: うん、この調子だったら、どっちにしても助けてはくれなさそうだね笑

紗耶: …頑張ります。

掛橋: 笑、まぁ、演劇本番のエールを貰うだけなんだけど笑

紗耶: その貰うだけが、ハードル高いんだって。

掛橋: 普段はグイグイ行ける方なのに、なんでこう弱気になってんのかな〜

紗耶: それとこれとは話が違うよ。

掛橋: ふ〜ん、ま、そういうものなのか。

紗耶: …笑、さぁちゃんが、コスプレしてキメてる優太君の目を見れないのと一緒。

掛橋: ///は、はぁ?違うし、目見れるし。

珠美: 優太がどうしたの?

掛橋: な、なんでもない!なんでもないから!

紗耶: 笑

○○: 戻りましたけど、盛り上がってますね笑

紗耶: //○○先輩!

珠美: 先輩!めちゃくちゃカッコいいです!!

○○: そう?笑

掛橋: ふぅ…(落ち着け、私。私はそっちの立ち位置ではない…)

紗耶: さ、紗耶もそう思います!

○○: ありがと。

珠美: バイトでも、その格好でやってくれませんか?!

○○: いや、さすがに笑

珠美: 絶対にもっとお客さんが増えるはずです!

○○: でもな〜…あ、それで言うなら、僕だけがこういう格好してるのもおかしな話だから、店長や珠美、それと奈々未さんにも同じような格好してもらう必要があるでしょ?

珠美: た、確かに…

○○: ってことで、珠美が発案なんだから、店長と、あと奈々未さんも説得できたら、良いよ笑

珠美: な、奈々未先輩を説得………頑張ります。

○○: 笑、頑張ってみて。まぁ嫌がるだろうけど。

珠美: ですよね〜

掛橋: ちょっとやんちゃんボソッ

紗耶: 分かってるってボソッ

○○: ん?どうしたの?紗耶ちゃん。

紗耶: へ?!あ、いや、あの…

○○: ってか、今日の午後からだよね?演劇。

紗耶: は、はい!

○○: 僕も見に行くから、応援してるよ。

紗耶: あ、ありがとうございます!

掛橋: …

トントン

紗耶の脇腹を、肘でつつく掛橋。

紗耶: そ、それと…

○○: なに?

紗耶: えっと、午後から頑張れるように、エールを貰えないかと…

○○: 笑、良いよ。紗耶ちゃんが持つ魅力があれば、絶対に成功するから、とにかく堂々と自分らしく頑張って。

紗耶: はい!ありがとうございます!!

○○: いえいえ笑

掛橋: 先輩、ついでに頭なでなでをしてあげてくださいボソッ

紗耶が頭を下げた瞬間を狙い、○○に耳打ちをする。

○○: う、うん…

ナデナデ

紗耶: ///ふわぁ〜

掛橋: よし、そのまま言葉をボソッ

○○: 紗耶ちゃんならできるよ〜

ナデナデ

紗耶: ///が、頑張ります!!

掛橋: ありがとうございます、先輩。これで、絶対成功します。

○○: 笑、なんかさぁちゃんは、堀さんに似てるね。

掛橋: え、堀先輩にですか?

○○: うん。プロデューサー気質というか、なんというか…同じ空気を感じる。

掛橋: へぇ〜って、先輩やり過ぎです!

○○: え?

ナデナデ

紗耶: ///////ふぇゃぁ〜

掛橋: やんちゃんが溶けてるので、頭から手を離してください!

○○: ご、ごめん!

紗耶: ///ふぇぇ?

掛橋: 5秒で十分だったのに、これじゃあ……っ!!

紗耶: っ!!!

珠美: え、え?

○○: おぉ…なんかゾワゾワする…

掛橋達から見て、○○の後方、執事やメイドの待機場所から、黒いオーラが飛ぶ。

紗耶: み、美月先輩…

掛橋: や、やり過ぎたか…

○○: ん?どうしたんだ、美月は。あんなに目を見開いて。

珠美: 大きな目が、さらにおっきくなってます!

○○: だな。

珠美: 威圧を感じますね…

紗耶: ふぅ…なんか元に戻った…

掛橋: あ、良い感じになった。よし、○○先輩、結果オーライです!

○○: それなら良かったけど。

紗耶: 先輩!紗耶、頑張ります!

○○: うん笑

掛橋: これでいける。

珠美: って、○○先輩!やんちゃんだけズルいです!珠美もなでなでしてください!

○○: 珠美も?

珠美: 珠美だって、コスプレカフェ頑張ってるんですから!黒猫になりきって!

○○: 笑、分かってるって。珠美のとこにも行くから。

ナデナデ

○○: 頑張って、珠美。

珠美: //ありがとうございます!

美月: …

掛橋: やべ、美月先輩が近づいてきてる…

紗耶: 睨みつけてるわけじゃないのに、あの眼圧…

○○: えっと…

ナデナデ

珠美: まだお願いします!

ナデナデ

紗耶: た、たまちゃん…

掛橋: そろそろやめた方が…

ゴゴゴゴゴゴ

美月: ジー

○○: …

ナデナデ

珠美: //ふ、へへへ…

掛橋: (たまちゃんは強心臓過ぎる…)

紗耶: (紗耶も負けじと続けるべきだったか……あの強い先輩達に勝つには、たまちゃんぐらい強気で行かないと!!)

美月: ふむ…

○○: 珠美、そろそろ…

珠美: はい!ありがとうございます!

○○: 笑、頑張れそ?

珠美: エネルギー満タンです!

○○: そっか笑

美月: …

掛橋: (真後ろに美月先輩がいることに、気づいてないのかな…いや、気づいてはいるけど、仕事でって思ってるのか……これからの展開が読めない…)

ピョンピョン

美月: あ。

ピロロロ

○○: おっと、僕もう行かなきゃだから。みんな頑張ってね。美月も一言どう?

美月: うん。頑張ってね笑

珠美: はい!頑張ります!

紗耶: が、頑張ります!

掛橋: はい笑(表情管理が完璧…)

○○: それでは、失礼します。

3人にエールを送った後、笑顔でお辞儀をして、○○は仕事に戻り、目的を達成した3人も、パフェを食べて笑顔でお店を出て行った。

そんな3人と入れ替わりで、執事&メイド喫茶には、ある人物達が偶然同じタイミングで、来店した。

??: 担当は…飛鳥ちゃんで。

執事(受付): かしこまりました。少々お待ちください。

??: は〜い。

飛鳥: おかえりなさ……ゲッ

??: 笑、そんな表情しなくても良いじゃん!メイドの飛鳥ちゃん。

飛鳥: …お帰りなさいませ、お嬢様。

??: お嬢様…良い響きね。ねぇ、飛鳥ちゃん。お店でもそう呼んでくれない?

飛鳥: 嫌です。逆に、新内さんはお嬢様ってあの店で呼ばれて、恥ずかしくないんですか?もしかしたら、向こうの店長も視察に来るかもなのに。

新内: あ、やっぱいいや。

飛鳥: はい。それでは、お嬢様。お席にご案内します。

執事(受付): えっと…1番です。

飛鳥: うん。行きますよ。

新内: 私相手だからって、緊張せずに通常運転でよろしく!

飛鳥: 笑、今更、新内さん相手に緊張なんかしないです。

新内: え〜私、先輩だよ!少しぐらい緊張して〜

飛鳥: フッ笑

鼻で笑いながら、飛鳥は新内を席に案内した。

そして、そのすぐ後…

○○: っ!お帰りなさいませ、ご主人様、お嬢様。

奈々未: 笑、相手が男女で来ると変になるわね。

店長: さっき会った阪口さんが言ってた通り、カッコいいね。様になってるよ、深川君。

○○: ありがとうございます。では、席にご案内します。

執事(受付): α席(2人席)です。

○○: はい。お荷物をお持ちいたします。

店長: 笑、ありがとう。

奈々未: うん。

こうして、何の因果か、それぞれのカフェを仕切る店長2人が、隣同士の席になったのだった。

○○: ご注文がお決まりになりましたら、このボタンを押して、お呼びください。

飛鳥: このボタンを押して、お呼びください。では…

○○ 飛鳥: 失礼します…あ。

奈々未: 飛鳥ちゃんと息ぴったりじゃん笑

新内: あれ?隣の男の子、どこかで会ったことない?

○○: えっと…あ、ゴールデンマーケットのカフェの店長さん、ですよね?

新内: そうそう、ジコチューカフェの店長。

奈々未: カフェの店長?

店長: へぇ〜

○○: 夏休み中に、一度行ったんですけど…

新内: あ、あぁ〜お店開ける前に、私が入れたお客さんだ。妹連れの。

○○: はい…って、開店前だったんですか?

飛鳥: え、あの時のお客さんって、○○だったの?!

○○: ん?…まさか、飛鳥のバイト先って、あそこ?

飛鳥: う、うん…

奈々未: その表情だと、○○君にバイト先を知られたくなかったのね笑

飛鳥: …

○○: ずっと教えてくれなかったもんな笑

新内: ちなみに、なんでなの?笑

飛鳥: …なんとなくです。

奈々未: 笑、バイト先に来て欲しくなかったからでしょ?

飛鳥: …

○○: ちょっと奈々未さん。飛鳥の心まで読まないでください笑

奈々未: 別に読んでないわよ。飛鳥ちゃんの性格を考えれば、誰でも分かるって。

新内: まぁ確かに…そうなの?飛鳥ちゃん。

飛鳥: …ご想像にお任せします。それでは、失礼します。

新内: え〜まだ喋ろうよ〜

○○: では、そろそろ僕も…

店長: あ、待って深川君。橋本さんは注文決めてるんだったよね?

奈々未: はい。昨日来た時に食べたいって思ってたものが。

店長: なら、このまま注文お願いしても良いかな?

○○: かしこまりました…って、店長に料理を出すのは、かなり緊張します笑

新内: 店長?

店長: なんで笑

○○: 僕が料理を作るわけではないですけど、レシピの作成はやってますから、どう思われるかな、ってちょっと笑

店長: じゃあ…楽しみにしてるよ笑

○○: 余計にプレッシャーをかけないでください笑…では、ご注文をどうぞ。

新内: (確か、あの男の子はカフェでバイトしてるって言ってたよね…ってことは、店長と呼ばれてたおかっぱのおじさんが、そのカフェの店長で、女性は店員さんかな?……あれ、あの女の人、どこかで見た気が……あ。)

○○: かしこまりました。それでは、少々お待ちください。

そう言って、○○が席を離れたところで…

新内: あの〜

奈々未: ん、どうされましたか?

新内: あなた、ここのOGだったりしない?

奈々未: 乃木高のってことですよね。はい、そうですけど…

新内: 41回生?

奈々未: えっと…はい。

新内: 御三家って呼ばれてなかった?

奈々未: 確かに呼ばれてはいました。

新内: やっぱり。風紀委員長になった子だよね。あなた、もの凄く美人さんだったから、覚えてるのよ。

奈々未: ありがとうございます。

新内: 名前はなんて言うの?御三家の他の2人は、仕事の関係で会うことがあったから知ってるんだけど、あなたの名前だけは知らなくて。

奈々未: 橋本奈々未と言います。

新内: 奈々未ちゃん…良い名前。あ、私は新内眞衣。

奈々未: ん、新内眞衣先輩と言うと……前の放送委員長さんじゃないですか?

新内: あれ、知ってるの?そうだよ。

奈々未: はい。その友達の…御三家の2人が、先輩のことを話してたのを聞いてまして。

新内: へぇ〜なんて話してた?笑

奈々未: えっと、仕事ができる人だって言ってました。

新内: そっか〜笑、嬉しいな〜

奈々未: (その後に、おっちょこちょいだっては言ってたけど。)

新内: いや〜こんなこともあるんだね。

奈々未: びっくりです笑

新内: それでさ、さっきの男の子との会話を聞いてたんだけど、今は、カフェで働いてるの?

奈々未: はい、カフェでバイトしています。

新内: お隣の男性は店長さん?

奈々未: はい。

新内: これまた偶然。私も今は、カフェの店長をやってるのよ。

奈々未: そう言ってましたね。

新内: ってことで、突然なんだけどさ、カフェの経営について話さない?

奈々未: えっと…店長。

店長: 僕も、ぜひ話したいですね笑

新内: やった笑…じゃあ、まずは…

こうして、カフェの店長同士のカフェ経営についての対談が、繰り広げられたのだった。

ちなみに…

飛鳥: 新内さん、早く注文を!!

新内: ご、ごめんなさ〜い

奈々未: (やっぱり、まいやん達が言ってたことは、間違ってなかったみたいね笑)

店長: (面白い人だな〜それに、まだ若いのに、かなり優秀な人だ。)

○○: (あれが飛鳥のバイトの先輩…)

という場面もあったのだった。

そして、美月は…

美月: (飛鳥のバイトの先輩の新内眞衣さん…奈々未さんの1つ上ということは、○○のお姉さんと同級生か…話を聞いてみる必要があるみたいだ。)

ニャンニャン

美月: ご注文をお伺いします、ご主人様♡

と、華麗に仕事をこなしながら、そう考えていたのだった。


to be continued


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